フィルハーモニー交響楽団 第6回定期演奏会を開催
本格的な交響曲を演奏することを目標に

 私達中京大学フィルハーモニー交響楽団は、12月17日に天白文化小劇場にて第6回定期演奏会を開催しました。当日は約200名の方に足をお運びいただきました。

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 今回の演奏会は、Jシュトラウス2世の「こうもり序曲」、サン=サーンスの「アルジェリア組曲」、ベートーヴェンの「交響曲第6番 田園」を演奏しました。

HPDSC_0258_00034.jpg 今回はこれまで演奏してきた交響曲が比較的短めであったため、本格的な交響曲を演奏することを目標として「交響曲第6番 田園」をMainとしてプログラムを構成いたしました。どの曲も繊細な情景を描写している曲であったため、各楽器がその心情を理解することが重要でした。そのため、団員一同が曲に対していかにまとまれるかが鍵であったと思います。

 アルジェリア組曲やこうもり序曲では、欠けているパートがいくつかあったため、通常の練習の際に足りない音があることが少なくなかったため、エキストラの方がいらっしゃった際に確認すべきことが多く、各曲の完成度を高めていくことが難しくもありました。しかし、アンケート等でこの2曲に対する評価が良かったので、とても嬉しく思います。

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 6期生である私たちがベートーヴェンの交響曲6番を演奏するということは、なにか感慨深いものがありました。初の40分程の交響曲ということもあり、練習の勝手もわからず、学生指揮とトレーニングコンダクターがとても苦労していました。しかし、最終的には6期らしい演奏ができたのではないかと思っております。

 当団はまだ創立から6年という新米オケです。しかし、毎年着実に成長していることを実感できる演奏会になったのではないでしょうか。近隣の大学オケには、まだまだ及びませんが「中京フィルらしさ」を出していけるようこれからも精進していきたいと思います。

 最後にはなりましたが、この演奏会に関わっていただいたすべての皆様に感謝申し上げるとともに、これからも成長していく中京フィルを、今後とも応援宜しくお願いいたします。

(中京大学フィルハーモニー交響楽団 団長 経営学部3年 栗本一)

2018/01/10

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