混声合唱団が定期演奏会で心こめたハーモニー届ける
組曲やアカペラ、劇などに250人が感動

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 私たち中京大学文化会混声合唱団は、2016年2月13日、名古屋市瑞穂文化小劇場にて、『中京大学混声合唱団 第47回定期演奏会 心が歌いたがってるんだ。』を開演いたしました。当日はあいにくの雨でしたが、約250人ものお客様に会場まで足を運んでいただくことが出来ました。舞台から見た客席は観客の皆様でいっぱいで、喜びを感じるとともに、お客様には是非とも楽しんで帰っていただきたいと、より引き締まる思いでした。

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 今回の定期演奏会は3ステージ構成で行いました。第1ステージは「アラカルトステージ ~感情の赴くままに~」と題し、アカペラで「ステージ」「一期一会」「よぎしゃ」「哀しみの火矢」「幸せ」の全5曲を歌いました。これらの曲は全て“感情”をテーマに選曲しました。喜びや悲しみ、様々な感情を声のハーモニーだけで表現したステージとなりました。お客様からは、「選曲が良く、よくまとまっていた」という声を多く頂くことが出来ました。

 第2ステージ「アトラクションステージ ~君ありて幸せ~」では、馴染みのあるポップスと劇を混ぜたお楽しみステージを行いました。“家族愛”をテーマに、笑いあり感動ありのステージを目指しました。演技は初心者の団員がほとんどでしたが、試行錯誤して練習を重ねました。今年は客席エリアも使用した演出を入れ、お客様には大変楽しんでいただけました。

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 第3ステージは混声合唱組曲「心が愛にふるえるとき」を演奏いたしました。団員の緊張もほぐれてきたのか、伸び伸びと歌うことが出来ていました。3曲目の「少年」は力強い男声パートが特徴で、お客様からの評価も特に高かったです。第3ステージのアンケートでは、「一人一人が頑張っている感じが伝わってきた」「少ない人数の割によく歌えていた」「感動して涙が出た」など嬉しいお言葉を沢山頂くことが出来ました。

 歌い手側からもお客様の表情は意外とよく見えているものです。自分達の演奏を聞いて目頭を押さえている方を見つけた時、「ああ、今まで頑張ってきて本当に良かった」と心から思うことが出来、それと同時に、合唱という芸術の素晴らしさも再認識できました。日頃の練習は決して楽ではありませんが、このような瞬間が味わえるからこそ歌い続けられるのだと感じています。

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五十嵐団長

 私たちはこの1年間、「歌族(かぞく)になろうよ」という団目標を掲げてまいりました。16人という少人数で合唱をするには何かと不利な部分もありましたが、団員を2チームに分けてアンサンブル発表を行う「団内評価会」などの企画を通し、1人1人が積極的に意見を言い合う大切さを知るとともに団員同士の絆をより一層深めることができました。実際に部内の雰囲気はいつも和気あいあいとしており、私の団長挨拶では「このメンバーだったからこそ家族のような存在になれたのではないか」といったお話もさせて頂きました。

 最後になりましたが、本定期演奏会を開催するにあたって御尽力いただきました全ての関係者の皆様に心より御礼申し上げます。

(混声合唱団第50代部長 心理学部3年 五十嵐侑子)

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2016/03/24

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