ウェスタンカロライナ大学の学生・教員らが中京大学を訪問 工学部学生や硬式野球部員らと交流

 アメリカのウェスタンカロライナ大学(WCU)の学生、教員が5月24日、中京大学豊田キャンパスを訪れ、目加田慶人教授と道満恵介講師の研究室の学生らと交流した。

 WCUは中京大学の学術交流協定校の一つ。日本語プログラムの学生グループとエンジニア、スポーツマネジメントを学ぶ学生グループに分かれて3週間日本各地を回り、訪問地の一つとして中京大学を訪れた。

 この日訪問したのは、エンジニアとスポーツマネジメントを専攻する学生7人と教員2人。はじめに目加田教授が学内を案内したあと、研究室で発表が行われた。

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 目加田教授は自身の研究室の研究全体について説明。鈴木拓矢さん(修士課程2年)は「Depth estimation for instrument segmentation from a single laparoscopic video toward laparoscopic surgery support」と題し、腹腔鏡手術映像中の手術器具を精密に抽出する新しいディープラーニングモデルについて発表した。

 また道満研究室の服部竜実さん(修士課程2年)は「Attractiveness estimation for food photography」をテーマに、どのような画像の特徴が食品写真を美味しく見せるかについて、山本佳輝さん(博士課程1年)は「Camera-based running form analysis」をテーマに、動画を用いたランニングフォームの解析についてポスターセッションを実施。院生3人はそれぞれ国際学会で発表した経験があり、今回の発表も英語で行った。質問が飛び交う積極的な国際交流の場となった。

 目加田教授は「準硬式野球部の縁で今回の訪問が実現して良かったです。研究室に英語が飛び交う非日常を学生も私も楽しめました。興味をもって積極的に議論してくれたWCUの学生や教員の態度に接したことは、学生にとって素晴らしい経験になったと思います」と話した。

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工学部学生とWCU生ら 中京大学のTシャツを着て記念撮影

 また、5月23日には日本語プログラムのWCU生12人と引率の本橋先生が名古屋キャンパスを訪問した。日本語プログラムのグループは昨年度WCUに交換留学した学生2人による中京大学についてのプレゼンテーションとキャンパスツアーに参加。今年度交換留学予定の学生とも交流し、国際英語学部森山真吾准教授の「日本語教授法」の授業を聴講した。 

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名古屋キャンパスにて 交換留学した2人のプレゼンテーション発表

 今回の中京大訪問をコーディネートした山本未来さんは体育学部の卒業生。卒業後は企業に就職し、現在は豊田市でアスリート専用の食堂「iLimA」を営んでおり、中京大学硬式野球部がお世話になっている。山本さんは昨年WCUに留学していたこともあり、この訪問が実現した。

 5月22日には今回豊田キャンパスを訪問したグループが野球場に訪れ、硬式野球部員とキャッチボールをしたり、iLimAで夕食を取るなどスポーツ、学術の両面で交流した。

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2019/05/31

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