経済学部「西尾市訪問研修」を実施 学生が地域経済の現状を肌で感じる機会に

 経済学部と西尾信用金庫は、2018年12月学部主催講演会「三河の経済から経営戦略を考える」、2019年1月「RESAS地域経済分析システム活用研修」の開催に続き、3月11日「西尾市訪問研修」を実施した。

 同学部と同信用金庫は、将来の人口減少社会における地域経済のあり方について検討する共同研究を行っている。この共同研究では、教員と信用金庫職員による研究活動の中に、ゼミナール学生の積極的な参加を求め、企業訪問や金庫職員との対話を通じて、地域経済に関心を持ち、諸課題の解決を考える、意欲ある学生を育てることを狙いとしている。

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西尾抹茶工場 (松鶴園) の見学

おしろタウン・シャオ店舗内の見学

 参加者は学生17人、教員2人、金庫職員1人の合計20人。西尾抹茶工場(松鶴園)見学、おしろタウン・シャオ、西尾市鋳物工業協同組合、西尾市役所の順に訪問した。西尾市の行政、民間企業・団体の主要施設を訪問し、地域創生の観点から同市を中心とした地域経済の現状と課題について理解と関心を深める研修、意見交換を行った。

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「西尾の鋳物」を聞く

(西尾市鋳物工業協同組合にて)

「西尾市の総合戦略と人口ビジョン」を聞く

 これまでの講演会、RESAS研修の統計による経済把握に続き、西尾市に足を運び、行政や企業の方々と話をすることが出来たことは、参加した学生にとっても、地域経済の課題を直接感じ取る良い機会となった。

 これらの学生一人ひとりの体験が、次年度の研究活動に活かされることが期待される。また、地元の企業からの若い世代の柔軟なアイデアや潜在能力への期待が感じとれた。

(経済学部教授 山田光男)

2019/04/11

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