国際教養学部齊藤ゼミ ビジネスプランコンテストで特別賞を受賞

 国際教養学部齊藤公輔ゼミ3年の鈴木正虎さん、南川千佳さんは、12月15日に行われた椙山女学園大学現代マネジメント学部の「第6回ビジネスプラン・コンテスト」で名古屋商工会議所特別賞を受賞した。

 同大会は、椙山女学園大学の現代マネジメント学部が主催している。「現代社会の課題を解決するビジネスプランおよび地域活性化プラン」を近隣都市に通う大学生、高校生から募集し、優秀なプランを表彰するもので、平成25年度から開催されている。

 鈴木さん、南川さんチームは「コネクルで充実したジャパンライフ」と題し、在日ブラジル人と日本語教育をつなぐためのアプリケーション「コネクル」について発表した。

 「コネクル」は在日ブラジル人と日本人をつなぐマッチングアプリ。愛知県はブラジル人が多いことに注目し、「日本語がわからないことによって起こる問題を解決したい」という思いからビジネスプランを考案した。

 在日ブラジル人の中には、日本語能力が十分ではなく、仕事などの時間的制約によって日本語教室を利用しにくい人もいる。「日本語に加え、趣味や日本文化などのプラスαを、空いている時間に講師が家に来て教えてくれるのであれば、学習に対する興味関心が高まり継続して学習できるのではないかと考えました」と話す。

 また、日本人は日本文化に関するものを趣味としている人も少なくなく、「誰かに教えたい」「楽しさを共有したい」と考えている人もいる。日本語と一緒に日本文化を教えることが、そのような人のニーズを満たすことになると考え、「コネクル」にたどり着いた。

 2人はこの活動を通して、「"問題"は言語がわかれば解決できるというものではなく、文化を知らないからこそ起こることだと気がつきました。異文化理解という付加価値を付けることが、評価された理由の一つではないかと思います。他の大会では自分たちは入賞できず、ゼミの別のチームが受賞して、悔しい思いをしました。今回特別賞を受賞できてすっきりしました」と笑顔を見せた。

HPIMG_0207.jpg
受賞したのは前方の(左から)鈴木さん、南川さん

2018/12/20

  • 記事を共有