橋本研究室の川瀬陽平さん(工学部4年)が電子情報通信学会バイオメトリクス研究会で受賞

 工学部4年の川瀬陽平さんが2018年11月21日、BioX研究会奨励賞を受賞した(橋本研究室所属、指導教員:橋本学教授)。

 同賞は、年4回に渡って開催される電子情報通信学会バイオメトリクス研究会で発表された論文の中から、特に優れた研究論文に対して贈られるもの。

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 発表タイトル「組立作業における視線と身体動作の連動性分析のための視線・動作に関する統合特徴量の提案」
 今回、私は組立作業における熟練者の技を分析するための手法を提案しました。このような賞がいただけたのも橋本先生ならびに先輩方のご指導のおかげと思っています。今回の受賞で研究に対するモチベーションが向上しました。これからもより良い研究にできるように精進したいと思います。なお,この研究成果は,1月7日からシンガポールで開催される国際会議でも発表する予定にしており,現在,英語スピーチを猛練習中です。世界的に認められるようにしっかりがんばりたいと思います。

【橋本学教授のコメント】

 この研究は、わが国の少子高齢化社会に対する準備として、AI技術を使って「匠の技」を分析し、最終的には「熟練ロボット」を開発することが目的です。5年前から科研費プロジェクトとして遂行していますが、同様の問題意識をもつ研究者が多く、研究発表するたびに聴講者から強い関心が寄せられます。川瀬君の研究は、当研究室が得意とする3次元計測、ヒューマンセンシングの技術を駆使することによって、「熟練」とは何か?をAIの立場から明らかにしようとした先駆的な研究であり、日ごろの努力によってすばらしい成果になったと思います。今後もさらに研究を進めてもらいたいと思います。

2018/12/19

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