法学部古川ゼミ生 防衛大学校で卒業論文の中間報告を実施

 法学部古川浩司ゼミ4年の3人は、11月29日、防衛大学校にて防衛大学校国際関係学科の武田康裕教授、宮坂直史教授と公共政策学科の加藤健准教授の前で卒業論文の中間報告を行いました。

 報告会では鈴木智大さんが「現代日本におけるシビリアン・コントロールの課題―現実的な政軍関係構築に向けて―」と題する発表をしました。シビリアン・コントロールを適切に行うために日本の健全な政軍関係を検討する報告では、市民側と自衛隊側との自衛隊に対する認識の差や2016年の防衛省における日報問題などを問題視し、今後の日本への適切な条件が検討されました。

 私は「サイバーインテリジェンス能力強化の検討―日本の現状と課題―」と題し、近年問題となっているサイバー攻撃や個人情報流出などの問題から、これらの問題を事前に防ぐための日本におけるサイバーインテリジェンスの能力強化を検討した報告を行いました。

 この他、「オウム事件における法執行は妥当であったか―破防法及び団体規制法の適用に関する一考察―」と題する報告を行ったゼミ生もいました。

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 それぞれの報告後には防衛大学校の先生方から質疑応答が行われ、アドバイスや改善点などをいただきました。今後は、防衛大学校の先生方のアドバイスも踏まえつつ、来月の最終報告と卒業論文提出に向けて、今回得られた経験や意見を分析し反映したいと思います。

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防大教授から施設説明を受ける法学部古川ゼミ生

 最後に、貴重なお時間を割いて私たちの報告にご意見いただいた防衛大学校の先生方、春学期にご指導いただいた防衛大学校グローバルセキュリティセンターの伊藤潤先生、このような機会を作ってくださった古川教授に御礼申し上げます。ありがとうございました。

(法学部4年 濱口聖人)

2018/12/05

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