高大接続入試 経済学部 単位認定型の講義を実施
経済学部の学生とともに高校生222人が受講

 2018年度入試から実施されている高大接続入試 経済学部 単位認定型の講義が8月2日、3日の2日間実施された。

 この高大接続入試は、高校3年生と中京大学経済学部生が一緒に「経世済民の学び」という集中講義を受け、毎時限講義の課題を提出し、成績が付与される。単位を修得したら出願ができ、10月に実施される面接試験を経て、講義の成績と面接の総合評価で合否が決まる入試方式。この入試で中京大学経済学部に入学した場合、講義の修得単位は1単位として認定される。

HP高大接続入試単位認定型①.jpg


 今年度の集中講義は、経済学部生80人と高校生222人が受講。四国や関西、北陸からも高校生が集まり、朝9時から真剣に講義を受けていた。

 講義の内容は、経済を学ぶ上で必要となる基礎ばかりであるが、高校の授業と大学の講義では学び方が違うため、高校生にとっては戸惑うこともあったようだ。担当教員は、高校の教科書に載っている内容にも触れながら講義を行った。また、「経済分析」の講義では高校生と大学生がグループになり、不法投棄を題材にしたゲーミングシュミレーションを行い、環境問題について考察した。

HP高大接続入試単位認定型②.jpg

 講義を受けた高校生は、「高校の授業との違いに戸惑いもあったが、経済がどのような学問か理解することができた」「毎時限の小レポートやテストは高校のテストと違い、自分の意見を書くことが難しかった」「講義を受け身で聞いているだけではなく、グループワークで実際に手を動かして考える機会があってよかった」などと話していた。

【講義内容】

  1. 『国際経済学』 グローバルな視点で経済を捉えよう
  2. 『マクロ経済学』 不況とは?デフレとは?―経済成長から考えてみる―
  3. 『ミクロ経済学』 人はどうやって物事を決定しているの?その結果社会はどうなるの?
  4. 『金融』 お金って何?
  5. 『経済政策』経済問題の原因と対策を考えてみよう
  6. 『財政学』 政府って何のためにあるの?
  7. 『日本経済』 実際の日本の経済ってどうですか?
  8. 『経済分析』 ゲーミングシュミレーションで環境問題を分析してみよう

2018/08/03

  • 記事を共有