ALT成果発表会 大学協定校の留学生が附属高校でインターン

 留学生がインターン生として高校でALT(外国語指導助手)を行うプログラムが中京大学附属中京高校で実施され、その成果発表会が7月9日、中京大学名古屋キャンパスで行われた。同プログラムは中京大学が設定し、海外大学の協定校からALTのインターン生として留学生を受け入れる制度。

 発表したのはアメリカから来たマケイ・シュローダーさんとジェシカ・ナッシュさん。二人は中京高校の国際英語クラス(2J、3J)をそれぞれ担当した。国際英語クラスは2年生から始まる選抜クラスで、英語の授業が多いのが特徴。オーストラリアでのホームステイやTOEICなども勉強している。発表会には各クラスの生徒や大学生など約85人が集まった。

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 会の冒頭では安村仁志学長が「生徒の皆さんやALTの二人にとって、とても良い経験になったと思います。同時に、教えることは非常に難しいこと。ALTの二人は悩まれたかもしれませんが、それがこれからの人生に益となっていくと思います」とあいさつした。

 マケイさん、ジェシカさんは、附属中京高校のサイモン先生とマーシャル先生のもと、6週間にわたりALTとして授業などに参加した。成果発表会では附属高生との出会いから授業、校内オリンピックなど出来事を振り返った。マケイさんは「インターンで、教え方や教育について学んだのはもちろん、言語を超える国際的な理解が大事だということ、周りにやさしく接する大切さを学びました」と話し、ジェシカさんは「先生によって様々な教え方があることを見ることができました。それが自分自身の教え方を見つけるのにも役立ちました」と振り返った。

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マケイさん ジェシカさん

 サイモン先生は「発表を聞いてとても感動しました。外国でホームステイして、知らない土地で知らない学校で教えることは難しく、勇気がいることです。私は二人をとても誇りに思います。ありがとう」と感謝を述べた。マーシャル先生は「生徒と関わることで、自分自身で、どうやって生徒と話すか、発音の仕方や質問への答え方などを知ることができたと思います。二人ともすばらしい先生になるでしょう。がんばってください」と激励した。

 

 二人には各クラス代表者からお礼が述べられ、伊藤正男校長から修了証が贈られた。伊藤校長は附属校生に向けて「今回のように、皆さんが様々な言語に触れて、世界で活躍してほしいと願っています」と話した。

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附属校生からお礼が述べられ、寄せ書きも渡された

 このあと、マケイさんはJETプログラムを通して神戸でALTとして活動、ジェシカさんは12月に大学を卒業しJETプログラムに応募する予定。

 発表会後には交流会が行われた。

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2018/07/12

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