経済学部吉野ゼミ/日経BPマーケティング社 主催合同研究発表会「西日本インカレ2017」に出場

 去る11月26日、経済学部の吉野裕介准教授ゼミの16人は、大阪経済大学で行われた「西日本インカレ2017」予選会に3チーム(「世界の山ちゃん」、「BB-7」、「AyAtAkA」)で出場しました。この大会は、日経BPマーケティング社が主催する合同研究発表会です。大手企業や大学教員の審査員の方々の前でゼミでの研究成果をプレゼンテーションし、直接講評や質問をいただきました。

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           吉野ゼミ16人 集合写真

 3チームはそれぞれ、愛知における地震対策、日本酒を若者に飲んでもらうための取り組み、交通事故を減らし暮らしやすい社会にするための取り組みをテーマに研究しました。それぞれがゼミ以外の時間にも自主的に集まり、より良い発表にするために議論を繰り返しプレゼンを仕上げました。限られた時間のなかで何度も改善を重ねましたが、提案した内容をもっと深められたのではないかという反省点も残りました。

 審査員の方からは、東海地震が未だ発生しないことから、地震発生前に企業・行政・市民ができる対策を提案した「世界の山ちゃん」チームには「双方の関係性がわかりづらい」という指摘を受けました。また日本酒の消費量を上げるために若者に焦点を当て、そのための取り組みの提案をした「BB-7」チームには「高齢者の方も入れることで一般化できるのではないか」、交通事故の多い愛知県の事故件数削減を目的とし、新しい交通安全対策を企業と行政の2つの側面から考察した「AyAtAkA」チームには「提案した対策を普及させるための課題を整理するべきではないか」など、鋭い指摘をいただきました。

 予選会は110チームがエントリーする大規模なもので、そのうち10チームが決勝に進めますが、今回は惜しくもそれが叶いませんでした。この大会を通して、改めて1つの目標に向かって取り組むことの大切さや難しさを感じました。また他大学の研究発表を聴講し、情報量の多さの違いやプレゼンテーションのレベルの高さに圧倒されました。しかし視野を広げるきっかけともなり、多くのことを学ぶ機会となりました。今回の反省と経験を活かし、今後の糧にしていき、卒論などの活動に取り組んでいきたいです。 

(経済学部 経済学科3年 井坂友穂)

2018/02/09

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