プラン名:「倍返し貯金箱 ~介護に働き介護に備える~」 【日本経営賞】
チーム名:経営学部 KKK(トリプルケー)
メンバー:小森慎司、加藤万結子(3年)、加藤綾菜(2年)

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 私たちは、株式会社日本経営「介護従事者を増やすためのビジネスプラン」というテーマで、働いて将来に備えたい高齢者に介護で働いてもらうための仕組みを提案しました。

 現在の少子高齢化と言われる社会環境の中で、これから介護はより成長していく市場であること、また、現在介護で働く人が少ないことで介護施設が困っていることもわかりました。そして、高齢者にヒアリング調査などを重ねた結果、「将来どうなるかわからないから不安」、「もっと生き甲斐がほしいけれど、その手段がない」ということがわかりました。本プランによって、介護従事者不足の問題を解決する一助になるだけでなく、高齢者の生きがい作りと将来の不安解消になると確信し、提案しました。

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 提案をするにあたり、問題となったのは、介護という仕事のイメージが非常に悪いということでした。そのため、介護で働くことに他の動機を加えたら、介護で働いてもらえるのではないかと考え、介護で働いてもらったお金を、自分が介護を受ける場合に2倍で使えるという本プランに至りました。

 本当に高齢者が働きたいと考えてくれるのかを確認するために高齢者100名にアンケート調査を行うとともに、介護事業所には、高齢者でも働いて欲しいのかという確認のために50箇所に電話調査を行いました。それなら働きたいし、すぐにでもやりたいという声や、食事介助など簡単な仕事でも欲しいという声を頂き、ニーズがあると確信しました。

 日本経営の藤澤社長からは、「これからの社会に貢献できるプランであり、非常に社会問題の解決になる良いプランである」との講評を頂きました。「今までとは異なる仕組みであり、そこに入念な調査が加えられていたことがよかった」というお言葉も添えていただき、調査にこだわったことが評価していただけたのだと思います。

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 しかし、このプランにはまだ大きな問題があります。それはシステムが本当に実現可能かどうかという点です。2倍で使えるというだけでなく、自分で貯めた金額は健康ならば10年後に全額返金したいと考えていたため、採算面で非常にリスクが高いということがありました。これはプラン提出時には解決ができませんでした。

 しかし、何とか実現可能性を高めたいと考え、先日、日本経営本社にお邪魔させていただき、プランの問題点について議論をさせていただきました。しかし、このプランだけでは実現は難しいということ、ただ他の商品や規模を変えれば実現可能性を高められるということもわかり、非常に勉強させていただきました。

 私たちは、KUBICに参加するにあたって、本当に社会のためになるプランを提案したいという思いから、コンテストに取り組みました。それが、結果として日本経営賞を頂けたこと、まだまだ山積する問題点について、実際に働かれている方からのご指導を頂けたことにつながったのだと思います。

 今後も、この経験で得られた成果の喜びを頭に入れつつ、課題に真摯に向き合い、何事にも取り組んでいきたいです。

(経営学部3年 小森 慎司)

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