西別府由梨さん(情報メディア4)が学生ビジネスアイデア部門で奨励賞
「深度センサ付きカメラを利用した仮想試着システム」を提案

 発表する西別府由梨さん  賞状を手にする西別府さんら.JPG



 情報理工学部情報メディア工学科4年の西別府由梨さんが、「学生ビジネスアイデア」の公募において70件の応募の中から準グランプリとなる「奨励賞」を受賞し、1月27日に名古屋市中小企業振興会館で開催された発表会でプレゼンテーションを行いました。また、情報科学研究科メディア科学専攻 修士2年の深谷昭宏さんが「特別賞」、岩田康宏さんが「佳作」を受賞し、西別府さんとともに表彰されました。

 学生ビジネスアイデアは、財団法人 名古屋産業振興公社 名古屋市新事業支援センターが主催し、今年で7回目を迎える、名古屋地区の学生を対象としたビジネスアイデアのコンテストです。

■プラン内容

 私の提案プラン「深度センサ付きカメラを利用した仮想試着システムの提案」は、実際に洋服を着用せずに画面上で仮想的な試着を可能とするシステムを、ブティックなどの小規模の店舗に販売・レンタルするというものです。このシステムは、既存のものでは両立が困難であった「洋服のグラフィック生成」と「人の動きに合わせた試着」を、家庭用ゲーム機向けに発売されている深度センサ付きカメラにより行います。1台のカメラで両立させることで、低コストなシステムを実現しています。

■奨励賞を受賞して

 CGに興味があったことから宮崎教授のゼミを志望し、2年生秋学期のゼミ配属直後からCGを利用した試着に関する研究を行ってきました。3年時には学会での発表も行うなど研究内容が固まり、4年時に今回の応募や卒業論文として纏めるに至りました。

 コンテストでは大勢の人の前で自分の考案したプランをプレゼンし、発表後、企業の方々が事業化を念頭に熱心に質問をしてくださるなど、貴重な体験ができました。この度の受賞により、学生生活の最後の年に大変良い思い出ができました。

 また、3/8に電気通信大学にて開催される「第20回サイバーワールド(CW)研究会」への参加も決定し、同研究を発表します。今回の発表会において学んだことを生かし、頑張っていきたいと思います。

(情報理工学部4年 西別府 由梨)

2012/02/16

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