ボランティア団体CUVE/学内で車いす体験会を開催
中京大学ボランティア団体CUVEは10月13日、障害者ヘルパーステーション「マイライフ西」と協力し、車いす体験会を名古屋キャンパスで開催しました。体験会では、団体の活動紹介や車いすの利用方法について説明を受けた後、学生たちは実際に車いすに乗って学内を移動しました。学内のバリアフリー設備を探し、発見や体験に応じてポイントを獲得するゲーム形式で行われ、参加学生は楽しみながら車いすでの生活やバリアフリーについて理解を深めました。
車いすの利用方法を学ぶ様子
体験に参加した文学部3年生の杉本さんは、実際に車いすで買い物を経験し「通路の狭さや、通路にかごが置いてあるだけでも移動の妨げになることが分かりました。普段は気に留めなかった細かなことにも気づくことがでました」と話し、ゲーム形式で楽しく学ぶことができたと振り返りました。また、声を出して意思を伝えることが難しい人とのコミュニケーション手段の一つである「文字盤」を使った体験も行われ、体験した学生は「文字盤を少しずつ動かし、相手が見ている文字を読み取ることが難しかったです。自分の思い込みで判断してはいけないと感じました」と話しました。
キャンパス内を移動する様子(左)、文字盤体験の様子(右)
今回の体験会に協力した「マイライフ西」は、「どんな障害があっても自分らしい生活ができる社会」を目指し、「楽しくなければ福祉じゃない」をモットーに活動しています。また、障害当事者が主体となって自立生活を支援する「生活塾」では、一人ひとりの居場所となる「たまり場」づくりを大切にしています。
障害当事者の大橋さんは、一人暮らしをしながらイラストレーターとして活動し、福祉スタッフの募集ポスターなどの制作にも携わっています。大橋さんは、困っていても自分から「助けてください」と声をかけることが難しい場合があると話し、「どうされましたか」と声をかけるような「バリアフリーの心」を持ってほしいと呼びかけました。また、車いすを利用しながら一人暮らしをしている宇佐美さんは、自立生活を始めたことで、好きな時間に寝たり、好きな場所へ出かけたりと、自分のやりたいことができるようになったと話しました。ヘルパーとのコミュニケーションも、日々の生活の楽しみの一つになっているといいます。
「マイライフ西」スタッフの吉田さんは、支援する側の都合ではなく、障害当事者の「何をしたいのか」という思いを大切にし、一人ひとりが自分らしく生活できるよう支えていきたいと話しました。「マイライフ西」では、学生の生活に合わせた働き方や資格取得の支援も行っており、学生の介護スタッフを募集しています。
活動の思いを話す吉田さん
中京大学ボランティア団体CUVEでは、福祉体験や献血、街の清掃など、幅広いボランティア活動に取り組んでいます。学生にとってボランティアの入口となるよう、今後も様々なボランティア活動を予定しています。
取材 学生広報スタッフ「ライト」
文:加藤 優希(現代社会学部3年)
写真:三上 祐輝(現代社会学部2年)