中京大学公開講座 ソフトサイエンスシリーズ 第47回
「AI・ロボットとの背比べ ~人と同じように見る難しさ、人と同じように動く難しさ~」

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 中京大学公開講座ソフトサイエンスシリーズ第47回(共催/中部経済同友会、後援/中日新聞社)が10月2日、名古屋キャンパス清明ホールで開催されました。講師には、愛知県立大学名誉教授・元愛知県立大学次世代ロボット研究所 所長の村上和人氏を迎え、「AI・ロボットとの背比べ ~人と同じように見る難しさ、人と同じように動く難しさ~」 と題した講演が行われました。

 講演に先立ち梅村清英学長が登壇し、1987年から続く同シリーズへの感謝や講演への期待が語られました。次に、人工知能高等研究所 所長である青木公也教授より講師の経歴紹介があり「個人的な縁として、私自身も画像処理分野の出身であり、村上氏には長年大変お世話になってきた」と感謝を述べました。

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 梅村清英学長

 講演では、村上氏より人間とAI・ロボットの視覚・身体能力の差異について解説しました。「人間は情報の約8割を視覚から得られていると言われていますが、意外といい加減な部分もあります」と、目の錯覚や似顔絵を例にしたスライドで分かりやすく紹介し、同じようにAIやロボットに実行させようとすると、複雑な画像認識処理や精密な制御、高度な判断アルゴリズムが必要となり、非常に大きな技術的障壁が存在することが説明されました。

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 講師を務めた村上和人氏

 また、「目で見た状況に合わせて体を動かすといった人間の自然な動作をロボットで再現するためには、視覚情報をデジタルデータとして正確に解釈させる必要がある」といった苦労とともに、自身が世界大会準優勝を勝ち取ったロボカップの動画や最新のアプローチ、研究成果などが紹介されました。

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 最後に、AIやロボットとの「背比べ」を通して見えてくるのは、「人間にとって極めて簡単なこと(見る・歩く・掴む)ほど、機械にとっては最も難しい」という事実であり、この先人間側もAIやロボットに対する理解を深め、誤解を解き、本質的なデメリットを理解する必要があると村上氏は締めくくりました。

 なお、今回の公開講座の司会は、中京大学文化会司会放送部の武田めいさん(法学部1年)が務めました。

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2026/10/05

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