文学部/平塚雄亮准教授が高校生に解説 尾張地方の方言の継承

文学部平塚雄亮准教授は7月29日、探究の時間におけるインタビュー学習の一環として本学を訪れた尾北高校の2年生4人に対し、「尾張地方の方言の継承について」をテーマに説明しました。
本インタビューの中では、生徒から「名古屋弁はいつ頃から話されるようになったのか」「名古屋弁が今の世代にあまり継承されないのはなぜなのか」など様々な質問が寄せられました。そのうち、「方言を記録し保存することはなぜ重要なのか」について問われると、平塚准教授は話者と研究者の2つの立場から価値があることを説明しました。

平塚雄亮准教授
まず、方言を話す人々にとって言葉は自分自身の記憶や生きてきた証そのものであり、「涙ながらに記録してほしいと訴える人もいる」と、話者の切実な思いを紹介しました。また、研究者の立場からは、「標準語にはない言語現象が方言に見つかり、遠く離れた海外の言語と同じ特徴が確認できることもある」と説明。方言が消滅してしまうと貴重な言語の多様性を観察できなくなるため、消える前に言葉の特徴を残すことには大きな意義があると説きました。
生徒たちは、身近な言葉が持つ文化的・学術的な価値について熱心に耳を傾けていました。
