教養教育研究院/田中凌講師が科学基礎論学会奨励賞受賞

 科学基礎論学会2026年度総会と講演会において、奨励賞授与式が行われ、教養教育研究院の田中凌講師が奨励賞を授与されました。

 本論文は『科学基礎論研究』第52巻1・2号(2025年4月発行)に掲載されました。また、今回の奨励賞受賞コメントは、『科学基礎論研究』第54巻1号(2026年10月発行予定)に掲載予定です。

論文タイトル

 意味することと意味を明示化すること―規則遵守の問題における意味の知識にかんする論点
 受賞論文についてはこちら

論文の概要田中凌講師の受賞コメントより一部抜粋)

 今回受賞の対象となった私の論文では、クリプキがウィトゲンシュタインの議論に基づいて展開した、いわゆる規則遵守(rule-following)の問題を扱いました(Kripke 1982, Wittgenstein on Rules and Private Language)。クリプキの議論は、言葉を有意味に使用することを特定の規則に従うことと捉えたうえで、「自分がどんな規則に従っているのかを自分で言えるか」ということを考えだすと満足のいく答えが意外にも見つからない、といった問題を提起するものです。私はこの問題を、自分がある言葉で何かを意味しているのだということを特定の他者にどのように納得させるかというコミュニケーション上の問題として捉えることで、クリプキの議論を再構成するという試みを行いました。

関連サイト

 科学基礎論学会

2026/07/14

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