経営学部/中部電力ミライズから脱炭素社会とESG投資を学ぶ
経営学部の加藤政仁准教授が担当する「コーポレートファイナンスⅠ」で7月10日、中部電力ミライズ株式会社名古屋営業本部の山田裕貴氏を外部講師として招き、「脱炭素社会で求められるESG投資とは」をテーマに特別講義を行いました。昨年度、中京大学と中部電力ミライズは「脱炭素化にむけた基本協定」を締結しており、今回の講義はその実施事項の一環として開催されました。
講義では山田氏が、地球温暖化の現状やパリ協定などの国際的な取り組みについて解説しました。ESG投資※1が注目される背景に触れたうえで、企業の環境への取り組みを客観的に数値化する「GHGプロトコル」や、サプライチェーン全体での温室効果ガス排出量を示すScope1から3の考え方を紹介しました。
講義の後半には2つのグループワークが行われました。学生たちは、実際の企業のデータを用いてGHG排出量の多い要因を読み解くワークや、カーボンプライシングによる投資判断のワークに挑戦しました。
講師を務めた山田裕貴氏
ワークを通じて山田氏は、「ESG投資を行う際には、企業がどのように脱炭素に取り組み、将来の炭素価格にどの程度備えているかをしっかり評価することが大変重要です」と説明し、「皆さんが将来、投資家や企業の経営に携わる際には、こうした視点を持つことが大切になってきます」と学生たちに語りました。
最後に、中部電力ミライズの脱炭素への取り組みや、中京大学での「CO2フリー電気(Greenでんき)」の導入事例※2が紹介され、持続可能な社会の実現に向けた具体的な対策の重要性が語られました。エネルギーインフラを支える同社の社員から直接、実践的なアプローチを学ぶ貴重な機会となり、受講した学生たちは、環境への配慮が企業価値に直結する現代の経営のあり方について視野を大きく広げる有意義な時間を過ごしました。
※1ESG投資:環境(Environment)、社会(Society)、企業統治(Governance)の3つの要素を十分考慮している企業への投資を指す
※2中京大学の電気全使用量に対し、中部電力ミライズ株式会社が提供する"Greenでんき(CO2フリー電気)"を導入しており、これにより、使用電気全量に対し再生可能エネルギーを100%電力調達している