9大学12ゼミ・137名が集結、社会課題への政策提案を競う「合同ゼミ」を開催

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 例年春学期に実施している他大学合同ゼミが、今年度も中京大学を会場に開催されました。本取り組みは、新書の要約と社会課題に対する政策提案を通して問題解決能力を養うとともに、他大学の学生との交流を深めることを目的としています。

 今年度は東海・関西圏から9大学12ゼミ、計137名の学生が参加し、「持続可能な暮らし―気候・食糧・廃棄物―」をテーマに、食糧問題や廃棄物問題など身近な課題を切り口とした活発な議論が交わされました。

 参加大学一覧(順不同)
 ・愛知大学
 ・愛知学院大学(総合政策学部・法学部)
 ・静岡大学
 ・椙山女学園大学
 ・同志社大学
 ・名古屋市立大学
 ・浜松学院大学
 ・名城大学(都市情報学部・法学部)
 ・中京大学(総合政策学部・法学部

分科会:他大学との議論を通じた政策のブラッシュアップ

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 分科会1(左)、分科会2(右)

 中京大学法学部の京教授による開会挨拶の後、合同ゼミがスタートしました。 まずは3大学で構成されたグループごとに分科会を行い、事前に準備してきた政策提案を発表。各ゼミの共通点や視点の違いを踏まえた意見交換が重ねられ、グループとしての新たな提案へとブラッシュアップが図られました。

 約4時間に及ぶ議論では、実現可能性や論理的根拠について活発な意見が交わされました。参加した学生からは、「大学ごとに考え方の違いがあり、自分たちにはない視点を学ぶことができた」「注目するポイントや政策の組み立て方が大学によって異なり、非常に有意義だった」などの感想が聞かれました。

グループセッション:多角的な視点からの質疑応答と評価

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 グループ別セッション1(左)、グループ別セッション2(右)

 分科会終了後は、A・Bの2グループに分かれてグループセッションが実施されました。各班が新書の内容を踏まえた政策提案を行い、質疑応答では提案の実現性や社会的意義について議論が展開されました。

 各グループの選考を経て、代表2チームが全体セッションへと進出。審査にあたった教員陣からは、事前調査の綿密さや実現可能性への意識が高く評価される一方、課題設定の明確化や理論的根拠の補強、学生ならではの柔軟な発想の取り入れ方など、さらなる発展に向けた具体的な助言が送られました。

全体セッション:代表2チームによる政策提案

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 A7班発表の様子(左)、B11班発表の様子(右)

 全体セッションでは、以下の代表2チーム(いずれも中京大学・桑原ゼミの学生が参加)が発表を行いました。

・Aグループ代表(7班)
題材新書:『私たちは何を捨てているのか―食品ロス、コロナ、気候変動―』
提案内容: 食品ロス削減と困窮者支援の両立を目指し、安全性を確認した回収食品を再調理して安価に提供する「公共リフードデリバリー」を提案。

・Bグループ代表(11班)
題材新書:『日本漁業の不都合な真実』
提案内容: 日本の食糧安全保障の観点から、人材育成のための「日本版マスター・アプレンティス制度」や個別漁獲枠制度の導入、漁業経営安定対策の強化による持続可能な漁業の実現を提案。

優勝はA7班

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 A7班集合写真

 厳正な審査の結果、今年度の優勝は食品ロスと食支援を結び付けた政策提案を行ったA7班に決定しました。受賞した学生たちは、これまでの取り組みと当日の学びを以下のように振り返っています。

松原 幸哉さん(桑原ゼミ3年)
「政策の具体性を高めるため、実現可能性を特に重視して一つひとつの要素を検討しました。その地道な肉付けが、今回の成果につながったと考えています。」

服部 綾乃さん(桑原ゼミ3年)
「自校の提案をベースに、椙山女学園大学のポイント制度や名古屋市立大学のAI活用案など、各校の強みを融合させることで、3大学合同ならではの強固な提案を作り上げることができました。」

白川 晴香さん(桑原ゼミ3年)
「ゼミでの議論を通じて、単なるアイデア出しに留まらず、実現可能性を突き詰める重要性を実感しました。他大学の学生の真摯な姿勢からも大きな刺激を受けました。」

古定 諒大さん(桑原ゼミ3年)
「5月から準備を始め、毎週の報告会でコスト面や実現性についての厳しい指摘を受けながら改善を重ねてきました。当日は他大学の多角的な視点に触れ、視野を広げる重要性を改めて学びました。」

他大学との交流が新たな学びに

 今回の合同ゼミは、社会課題に対して多角的な視点からアプローチし、議論を通じて政策提案を精査するという、実践的な問題解決能力を養う場となりました。異なるバックグラウンドを持つ他大学の学生との交流は、参加者双方にとって今後の学問研究や社会への関心を深める有意義な機会となりました。

2026/07/07

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