工学部/磯直行教授 国際宇宙ステーションと児童が交信 三重県内初
宇宙飛行士へ英語で会話プログラムを主導

 工学部電気電子工学科の磯直行教授が主導する、NASA(アメリカ航空宇宙局)の教育プログラム「ARISSスクールコンタクト」が5月28日、三重県津市立南が丘小学校にて実施されました。国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の宇宙飛行士と児童たちがアマチュア無線で直接交信を行うこの取り組みは、三重県内では初の快挙となります。

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 NASAの宇宙飛行士へ10人の児童が次々と英語で質問し、すべて回答を得ました。

 今回のイベントは、日本アマチュア無線連盟東海地方本部と同県支部、および南が丘小学校が連携して実現したものです。当日は、同校の希望した6年生10人が参加し、事前に練習を重ねた英語を使って、ISSに滞在中のNASAの宇宙飛行士ジャック・ハサウェイさんと約10分間の直接会話に挑みました。

 児童や保護者ら約500人が見守る中、午後8時20分過ぎに磯教授の呼出しに対してISSから応答があると、会場は緊張と期待に包まれました。児童たちが「どうして宇宙飛行士になったのか」「宇宙へ行くとき怖くないか」と英語で質問すると、ハサウェイ飛行士から「冒険や宇宙、そして飛ぶことが大好きだから」「怖さもあるが、好奇心が勝る。チームメートと協力することで乗り越えられる」といった温かい返答があり、交信は大成功を収めました。

 参加した児童からは、「ドキドキしたけれど成功して良かった」「英語が通じて感動した」「初めは遠く感じていた宇宙が、交信を通して身近に感じられるようになった。これから星や宇宙に興味を持って見ていきたい」といった、感動と未来への希望に満ちた感想が寄せられました。

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 ISSと交信を終えて喜ぶ児童たち

 コロナ禍を経て、東海地方では8年ぶり、三重県内では「初」となった今回の試み。参加した児童たちにとって、宇宙科学への興味を深める貴重な経験となりました。

 また、ISSと交信するために小学校校舎屋上に設置したアンテナの構築や当日の運営には、磯教授の研究室のゼミ生を中心に中京大学工学部電気電子工学科の学生や、地元津工業高等学校の生徒も参画しました。

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 ISSと交信するためのアンテナの建設や当日の運営に中京大学の学生も参画

文部科学大臣表彰「科学技術賞」を受賞

 磯教授は、長年にわたる地域に密着した科学活動が高く評価され、2018年4月17日に文部科学大臣表彰「科学技術賞」(理解増進部門)を受賞しております。
https://nc.chukyo-u.ac.jp/news/detail/?nid=3132

 2005年の「愛・地球博」を契機に、東海4県で地域密着型の「出前型」科学活動を継続してきた磯教授。これまでに約170人の小中学生が宇宙飛行士との交信に成功しているほか、主催する電子工作教室などには5,000人以上が参加。地域の宇宙科学や無線工学への理解増進に大きく寄与し続けています。

2026/06/08

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