経営学部×東濃信用金庫 地域と歩む金融のリアルを学ぶ

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 経営学部中村雅章教授は6月1日、自身が担当する「ゼミナールⅢ・Ⅴ」において、中部経済連合会によるキャリア教育共創プログラム※の一環で特別講師を招いた講義を実施しました。今回は東濃信用金庫とうしん地域活力研究所エリアサポート課の水野慎一郎氏を講師として招き、「信用金庫による地方創生・地域活性化の取組み」をテーマに講演しました。

20260601-career0034.jpg 講師を務めた水野慎一郎氏

 講義の冒頭、水野氏は信用金庫の基本的な成り立ちについて解説しました。地域社会の発展を目指す非営利の協同組織である「信用金庫」の社会的役割を強調。「信用金庫の営業エリアは限定されており、地域で預かったお金を地域に還元する仕組みです。地元の元気が信用金庫の成長に直結する『運命共同体』と言えます」と語りました。
 また、同金庫の経営理念である「地元と共にあり、共に栄える」という言葉を引用し、「業績が良いときだけでなく、苦しいときにこそ手を差し伸べることこそが、地域金融機関の存在意義である」と話しました。

 その後、地域活性化の具体例として、地場産業である「美濃焼」や「タイル」の振興策を紹介しました。ライフスタイルの変化により出荷額が最盛期の3分の1に減少している現状に対し、同金庫が自治体や商工会議所と連携して立ち上げた「セラミックバレー協議会」での多角的な地方創生アプローチを解説。なかでも、同協議会が主催し、2026年3月14日・15日に開催された大規模イベント「セラミックバレー クラフトキャンプ美濃'26」では、個人作家、地元企業や窯元・メーカー、小売・飲食店など多くの出店者が参加し、2日間で約7,000人もの来場者を動員。地域の一大産業イベントとして大きな活気を生み出した実績を示しました。

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 最後に、将来社会に出る学生に向けて、コミュニケーションの実践的なアドバイスが送られました。水野氏は、初めての商談などで「相手の出身地など地元の話題を振ることで、一気に距離を縮めることができる」という自身の経験談を紹介。地域への愛着を持ち、その土地の歴史や文化を学ぶことが、信頼関係を築く第一歩であることを強調しました。
 受講した学生からは、愛知県内での活動やマーケティングの工夫などについて活発な質問が寄せられ、地域経済における金融機関の役割を深く学ぶ貴重な機会となりました。

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 ※キャリア教育共創プログラム
 産学共創によるキャリア教育(人材育成)の実践策として、中部経済連合会と連携し、企業から大学の講義へ講師派遣等を行うプログラム

2026/06/02

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