スポーツ科学部の廣野哲也・日本学術振興会特別研究員PDを代表者とする研究課題がミズノスポーツ振興財団およびデサントスポーツ科学振興財団の研究助成に採択
スポーツ科学部渡邊航平研究室に所属する日本学術振興会特別研究員PDの廣野哲也さんの研究課題が、2021年11月に公益財団法人石本記念デサントスポーツ科学振興財団、また、3月15日に公益財団法人ミズノスポーツ振興財団の研究助成にそれぞれ採択されました。両研究課題ともにスポーツ科学部の渡邊航平教授、功刀峻特任助教、吉村茜特任助教との共同研究です。
石本記念デサントスポーツ科学振興財団に採択された研究助成では、筋肉の長さが短くなりながらの筋力発揮(重りを挙げる動作)と筋肉の長さが長くなりながらの筋力発揮(重りを降ろす動作)において、中枢神経がどのように活動しているかを、高密度表面筋電図法を用いて明らかにすることを試みます。
ミズノスポーツ振興財団に採択された研究課題では、運動時の筋力発揮特性を決定づける要因の1つである筋収縮特性について、特殊な骨格筋電気刺激を用いて定量的に評価する方法を確立するとともに、その新規技術を用いて運動トレーニングなどにともなう筋肉の適応を明らかにすることを試みます。
いずれの研究課題も、アスリートや高齢者における効率的な筋力の改善を目指した研究であり、学術的な価値と共にその応用可能性についても大いに期待されています。
(左から)渡邊教授、功刀特任助教、廣野日本学術振興会特別研究員PD、吉村特任助教 |
■公益財団法人石本記念デサントスポーツ科学振興財団・自由課題術研究・優秀入選
採択課題名:求心性および遠心性収縮運動による筋疲労時の運動単位動員特性の違い~高密度表面筋電図を用いた解析~
研究代表者:廣野 哲也、共同研究者:功刀 峻、吉村 茜、渡邊 航平
https://www.descente.co.jp/ishimoto/index.html
■公益財団法人ミズノスポーツ振興財団助成金
採択課題名:筋力の規定因子である筋収縮特性の評価と適応変化
研究代表者:廣野 哲也、共同研究者:功刀 峻、吉村 茜、渡邊 航平
https://www.mizuno.co.jp/zaidan/ikagaku/josei_2020.aspx
■中京大学 スポーツ科学部 渡邊航平研究室 ホームページ