スポーツ科学部加納助教 日本体育測定評価学会で奨励賞を受賞

 スポーツ科学部の加納裕久助教が3月5日、2021年度日本体育測定評価学会で奨励賞を受賞しました。

 この奨励賞は、日本体育測定評価学会誌に掲載された論文の中から、若手研究者(35歳未満)の育成に役立てたいという意図から著者1名に授与されます。

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受賞した加納助教

 今回の受賞論文では、幼児を対象に移動標的を時空間的に予測し、移動標的の目的地点にタイミングよく跳び乗るという跳躍課題における定位能力、および分化能力の発達的特性を検討しています。その発達には、男女で発達傾向が異なること、3歳後半頃から即時的な学習効果が現れること、4歳後半頃に一定の水準に達することが示されました。

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測定の様子

 加納助教は「今後はこの成果を活かし、認知的な発達との関連も検討し、幼児期のコオーディネーション能力の実態にせまっていきたい」と語りました。

 ■論文URL(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjtehpe/20/0/20_18/_pdf/-char/ja

2022/03/16

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