機構長挨拶

ご挨拶

機構長 長谷川純一(工学部教授)
2019年11月18日
中京大学先端共同研究機構
機構長 長谷川純一
(工学部教授)

 皆様には平素より当機構に格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。

 当機構は、2015年に発足して以来、中京大学の研究機能の高度化と大学院教育の充実発展を実現すべく、それまでの研究体制の抜本的な見直しを進めて参りました。檜山幸夫初代機構長は、研究資金の原資は「学費」であり、研究の基本形態は「共同研究」であるという考え方を鮮明に打ち出され、それまでの附置研究所における研究推進と資金配分のあり方を厳しく正されました。この方針を私も堅持していく所存です。

 現在、当機構は本学にある7つの附置研究所のすべてを統括し、各研究所の年間予算の審査を行っています。予算審査では、研究費のみならず、運営費や事業費も審査の対象としていますが、これは研究所の活動計画を公正に評価する上で不可欠のことと考えていますので、今後も継続して行う予定です。

 機構長として私が今後各研究所に求めることは、活動成果に関するものです。具体的には、研究成果の質的向上、それに基づく外部資金獲得、研究所の存在感アップ、そして、若手研究者育成です。

 研究所の予算を使って行う研究は、決して趣味的研究で終わらせてはいけません。その研究成果が学術的優位性を有し、将来の競争的外部資金の獲得につながるものでなくてはなりません。

 研究所が行う事業も、自己満足的なものであってはいけません。社会的、地域的、全学的に一定の評価が得られ、かつ、さらに発展の余地のある事業内容であるべきです。その意味では、単なる事業ではなく、目標と期限を設けた「事業プロジェクト」として計画し、定期的に継続・廃止を検討すべきではないでしょうか。

 研究所の持続的発展は、若手研究員の育成にかかっていると言っても過言ではありません。有能な若手を発掘し健全に育てる環境が必要です。共同研究の意義の一つがそこにあると思います。

 本学には、様々な分野の研究者がいて、それぞれ異なる学部や研究科、研究所に所属しています。しかし、研究にそれらの垣根は必要ありません。分野や所属が異なる研究者のやり方や考え方が別の研究者の研究に新たな展開をもたらす例は多いものですが、それには、まず"出会いの場"が必要です。当機構主催の「先端研究交流会」や「先端サロン」を大いに利用していただきたい。文理体が融合した共同研究が数多く生まれることを期待して止みません。

 最後に、当機構の活動をさらに推し進めるため、附置研究所をはじめとする本学関係者の皆様には今後も引き続きご理解とご協力をお願い申し上げまして、私のご挨拶とさせていただきます。