社会連携教育センター/開設記念講演会「大企業で挑むスタートアップ精神」第3弾を開催
中京大学社会連携教育センターでは、12月11日、小林俊氏(株式会社KAMAMESHI代表取締役CEO、日本製鉄初の社内起業家、2009年度経営学部卒)を講師に迎え、「大企業で挑むスタートアップ精神」第3弾となる講演会を開催しました。本講演は、同センターが開設を記念して実施している全3回シリーズの最終回で、当日は在学生が会場のほか、オンラインでも参加しました。

小林氏は、日本製鉄でのキャリアを経て、2023年に社内起業制度を活用し製造業向けの設備部品プラットフォーム「KAMAMESHI」を創業。講演では、学生時代の学びから社会人としての挑戦、そして困難や失敗を乗り越えた経験、さらには新たな価値創造への思いを熱く語りました。
会場からは「就職活動で苦労したこと」「意思決定のタイミングやコツ」「現場や仲間と意見が対立した時の対応」「サプライチェーンとBCP」「AI活用や営業現場での対話力」など多岐にわたる質問が上がり、小林氏は「現場の声を徹底的に聴き続けること」「失敗も学びに変えることが新しい道を開く」「迷った時こそ一歩踏み出す柔軟な決断力」が重要であると、実体験を交えながら丁寧に応答しました。

参加した学生からは「失敗を恐れて何もしないより、何かやりたいことがあるなら前に恐れず進むことが何よりも大切だと改めて思った」「自分の進路や人生の選択にもヒントを得た」といった感想が寄せられました。
本学は今後も、卒業生の多様なキャリアや挑戦に触れる機会を提供し、学生一人ひとりの成長を後押ししていきます。