水泳部、インカレで女子総合2位、男子総合3位!
110人の団結が実を結ぶ!

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 第100回日本学生選手権水泳競技大会が9月5日から8日にかけて東京アクアティクスセンターで開催され、中京大学水泳部は女子総合2位、男子総合3位という輝かしい成績を収めました。

 中京大学水泳部は部員数110人という大所帯で、会場には選手たちだけでなく、選手たちの家族や友人、OB・OGも駆けつけ、圧倒的な応援でチームを後押ししました。大会は大いに盛り上がり、その熱気は会場全体に広がりました。

 本大会では、『女子全日本インカレ3連覇、男子総合3位入賞』というチーム目標のもと、各選手がそれぞれの競技で全力を尽くしました。思うような記録が出ず悔し涙を流す選手や、全国の大舞台で自己ベストを更新し笑顔で競技を終えた選手など、さまざまな感情が入り混じる姿が印象的でした。

 特に、各競技での優勝者インタビューでは、これまでの努力や苦しみが溢れ出し、涙する選手の姿は多くの観客に感動を与えました。また決勝で選手紹介を受けた際、チームメイトが全力で仲間を鼓舞する姿や、スタンドから必死に声援を送る姿など、中京大学水泳部の結束力の高さが随所に感じられる大会でもありました。

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 草薙健太監督は、大会終了後にインタビューに応じ、今年度の目標であった『女子全日本インカレ3連覇、男子総合3位入賞』について、「女子チームは2連覇中であり現実的な目標でしたが、男子チームの総合3位という目標は一部のコーチから挑戦的だと指摘されていました。しかし、男子部員たちはその目標を変えず、日々の練習を積み重ね、前評判を大きく覆し見事に目標を達成しました。 この3位はチームとして非常に価値がある結果でした。」と振り返り、男子チームの快挙を高く評価しました。また、女子チームも目標の3連覇には惜しくも届きませんでしたが、最後まで白熱した優勝争いを繰り広げるなど、見応えのある試合を展開しました。

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 試合後のミーティングを終えた男子主将の塩田羽登さんと女子主将の神野ゆめさんにもお話を伺いました。

 男子チームは「総合3位入賞」という目標を掲げていましたが、塩田さんはその達成に不安を感じていたと語ります。しかし、練習場所には部員全員が見える所に目標を掲示し、チーム全体の意識を一つにする工夫を行いました。目標達成の確信は持てなかったものの、コーチ陣から目標の再考を促されても意志を貫き通し、見事に総合3位を達成。塩田さんは、チーム全員で勝ち取ったこの成果を主将として深く噛み締めている様子でした。

 女子チームは目標としていた「3連覇」を達成できず、悔しさを抱えながらも、神野さんは「この素晴らしいチームと共に戦えたことが本当に良かった」と語り、特に今年のチームを「4年間で一番良いチーム」と評価しました。後輩たちに向けては「総合優勝は簡単なことではない。自分の言葉に責任と覚悟を持ってレースを泳いでほしい。また、自分で掲げた目標は絶対にぶらさず、貫き通して努力を続けてほしい」と熱いメッセージを送りました。

 今回の大会は、結果以上に選手たちの熱い思いと強い結束力が、多くの人に感動を与えた素晴らしいものとなりました。

結果

《男子 1500m 自由形》

宮木宏悦 (2年) 優勝
山本大地 (1年) 2位

《女子 100mバタフライ》
廣下菜月(4年) 優勝

《女子 50m自由形》
神野ゆめ(4年) 優勝

《女子 4×100mメドレーリレー》
竹葉智子(3年) 石渡遥(2年) 廣下菜月(4年) 神野ゆめ(4年)  優勝

《女子 200m個人メドレー》
石渡遥(2年) 3位

《女子 100m背泳ぎ》
竹葉智子(3年)2位

《女子4×100mフリーリレー》
神野ゆめ(4年) 廣下菜月(4年) 石渡遥(2年) 田山茅咲(4年) 3位

《女子100m自由形》
神野ゆめ(4年) 2位



取材 学生広報スタッフ「ライト」

文:酒井梨奈 (総合政策学部3年)

写真:新野 由芽(スポーツ科学部4年)

ライトによるインカレ前水泳部インタビュー記事

インカレ男子総合3位、女子総合3連覇を目指す!水泳部/主将&監督インタビュー

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2024/09/12

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