防災ウィーク/学生・教職員の防災意識をアップデート

 中京大学では6月8日から12日を「防災ウィーク」とし、名古屋・豊田両キャンパスで防災に関する様々な企画を実施しました。期間中は体験型イベントから専門家による講演会、さらには全学一斉の防災訓練・安否確認訓練にいたるまで、多様な角度から防災について考える機会を設けました。

 6月9日は、名古屋大学名誉教授の福和伸夫氏を講師に迎え、「災害が起きても生き抜くために」をテーマにした講演会を開催しました。冒頭に登壇した梅村清英学長は、「南海トラフ地震のリスクを抱える我々にとって、事前対策の徹底は重要です。一人ひとりが身を守る意識を高め、学びを学内や家庭で共有してほしい」と訴えました。

 講演において福和氏は、過去の歴史と大災害の関連性を解説し、「人任せにせず、自然への畏れを抱き、主体的に向き合うことが不可欠です。素晴らしい未来を切り拓くきっかけとして、世代を超えて一丸となり積極的に防災に取り組んでほしい」と熱いメッセージを学生や教職員へ送りました。

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 梅村清英学長(写真左) 、福和伸夫氏(写真右)

 6月11日には、両キャンパスで一斉に防災訓練を実施しました。大地震発生の緊急放送が流れると、学生や教職員は一斉にシェイクアウト(姿勢を低く、頭を守り、動かない)を行いました。その後、職員による災害対策部隊が編制され、学内の安全確認や情報集約、救護活動のシミュレーションを展開しました。また、同時に安否確認システムを使用した安否確認訓練も行い、有事の際における迅速な現状報告の重要性と、組織の初動体制を改めて確認する機会となりました。

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 豊田キャンパス防災訓練の様子

 このほか、期間中には実践的な防災技術を学ぶ体験型プログラムも複数実施しました。6月8日は起震車による地震体験(豊田は5月18日実施)と、消火器・消火栓の操作体験を行い、参加者は「震度7」の激しい揺れの体験を通じて家具固定の大切さを実感したほか、水消火器で火の根元を狙うコツや、実際にホースを延ばした放水実技を通じて消防隊が到着するまでの初期消火の具体的なイメージを掴んでいました。

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 また、名古屋キャンパスでは学生消防団による企画も行われました。約60kgのマネキンを用いた搬送体験や、停電時を想定した暗闇体験を実施し、ペットボトルの水とスマートフォンのライトを組み合わせた簡易ランタンの作り方など、緊急時に役立つ身近な知恵を紹介しました。

 学生消防団は、「小さい発見や学びの積み重ねが、緊急時に役に立つことに繋がる」と強調し、「こうした防災啓発イベントをきっかけに、少しでも多くの人の意識が防災に向き、いざという時のために備えを始めてほしい」と語りました。

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 タオルで担架を作る様子

 さらに、期間中の5日間を通して、災害用保存水の配布と「防災ラリー」を行いました。保存水の配布は、賞味期限の近づいた備蓄品を定期的に消費・補充する「ローリングストック(循環型備蓄)」の一環として実施し、家庭での備えの大切さを啓発しました。クイズを解きながら学内を巡る「防災ラリー」では、避難はしごの設置場所や備蓄倉庫前などをチェックポイントに設定し、参加者が実践的な知識を養う機会となりました。

 災害はいつどこで起こるか予測がつきません。中京大学では、今後も学生・教職員の命を守る安全なキャンパスづくりを推進するとともに、一人ひとりが「自らの身は自ら守る」主体的な防災意識を持ち続けられるよう、継続的な啓発活動に努めてまいります。

2026/06/23

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