教養教育から羽ばたく研究 スポーツ科学部/東 柚希さんが研究成果を発表
東柚希さん (2024年度スポーツ科学部卒) と吉子彰人准教授 (教養教育研究院) が共同で取り組んだ研究に関する論文が、2026年1月13日付で中京大学体育学論叢に掲載されました。本研究は教養発展科目・教養テーマゼミ (健康科学) で実施した研究をまとめたものです。
■タイトル
体操競技者が実施するレジスタンスバンドを用いた筋力トレーニングは高齢者の骨格筋量・機能および身体機能を向上させるか:パイロット研究
■研究概要
本研究では体操競技者が実施するレジスタンスバンドを用いた筋力トレーニングを高齢者向けにアレンジし、そのトレーニング効果について検証しました。2週間のトレーニングを実施したところ、一部の高齢者において、上肢の骨格筋量や肩関節の可動域が変化したことを報告しています。なお本研究はパイロット研究 (n = 4) として実施されたもので、本テーマに関する研究の更なる発展が期待されます。
筆頭著者・東 柚希さんのコメント:教養テーマゼミ (発展ゼミ) を履修して
Q:教養テーマゼミを履修した理由はなんでしょうか?
A:将来的に体操の指導者になりたいと考えていました。今まで体操競技者として活動していたため、競技力の向上や怪我の防止など、競技に関することにしか関心がありませんでした。そんな自分の視野を広げたいと思い、今回教養テーマゼミを履修しました。
Q:教養テーマゼミで獲得できた能力はなんでしょうか?
A:少人数のゼミ型授業であったため、教員と十分に対話できる環境のもとで授業が行われました。研究とは何かもわからず不安でしたが、リサーチクエッションの設定から、文献調査、データ収集・分析、論文執筆,査読対応まで、すべての研究プロセスを実践することで、論理的な思考力とアカデミックスキルを獲得することができました。
Q:卒業後はどのような活動をしているのでしょう?
A:現在は体操教室の指導者として、初心者から全日本で活躍するような生徒を指導しています。教養テーマゼミを通して、科学的根拠の重要性や社会への利益還元の必要性を認識することができ、それが現在の仕事にも活きていると感じます。

現在は指導者としての道を歩む東柚希さん