総合政策学部/ビジネスコンテストで企業賞

中京大学総合政策学部の学生5人(羅一慶教授プロジェクト研究所属)は、10月に開催された「第20回関西大学ビジネスプラン・コンペティション(KUBIC2025)」本選会で、応募610件の中からテーマ部門賞「サンスター賞」を受賞しました。
同イベントは、大学生と若年者の起業家マインドを養成することを目的として2006年から開催されてきました。第20回の節目を迎え、歴史に幕を下ろすこととなった今回のイベントには、多くの挑戦と情熱が集まりました。
受賞した学生5人のチーム名は「ふぁすたんズ」。新しい美容・健康習慣として疑似ファスティングを活用したサービスを提案しました。
チームリーダーを務めた長末陽斗さん(3年)は、チームの雰囲気作りを大切にしました。「3年生と2年生の混合グループなので、全員が積極的に参加できるよう活発にコミュニケーションをとるようにしました。研究の難しさに直面するときもありましたが、それをチームで乗り越える達成感や楽しさを味わうことができました」。充実した表情でそう振り返ります。
このリーダーの姿勢は、メンバーにも波及していきました。脇奈々華さん(3年)は「2年生が委縮しないように、話を振って場を和ませるように意識しながらコミュニケーションをとるようにしました」と当時を振り返ります。伊藤莉琴さん(3年)も「ゼミの時間以外にも密に連絡を取り合い、短期間で打ち解けることができました」と、チームの結束力の高さを強調しました。
2年生メンバーも、この温かい雰囲気を実感していました。古川龍成さんは「最初は緊張していましたが、3年生が温かく迎え入れてくれたので、発言しやすい雰囲気でお互いの考えを尊重しながら研究を進めることができました」と当時を振り返ります。赤塚玲央菜さん(2年)は「2年生に割り振られた仕事の進捗を先輩が様子を見に来てくれ、先輩としてのあり方を学びました」と、先輩たちの姿勢から多くを学んだようです。
このようなチーム内の良好な関係性が、テーマ部門賞受賞という結果に結びつきました。
長末陽斗さん(リーダー)が伝える挑戦の大切さ
今回の研究に挑戦したことで、明確に「成功できた」と思える経験を培うことができました。大学4年間、講義を受けてバイトをして、という日々を過ごすこともできます。しかし、ほんの一瞬勇気を出すことで、その先何年も自分のためになる経験を得ることができるのです。自分の知らなかった力や景色を見ることができます。
挑戦する機会は、自ら探さなければなりません。みんながそれを探し続け、自分の力となる出来事に出会えることを願っています。
