硬式野球部/全日本大学野球選手権で初戦突破
16安打7得点で8回コールド発進

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 本学硬式野球部は6月10日、東京ドームで行われた第74回全日本大学野球選手権大会に出場し、1回戦で久留米工業大学と対戦しました。中京大学の先発は伊藤幹太投手(スポーツ科学部)です。序盤こそピンチを招きますが、力強いストレートで相手打者を抑え、無失点で切り抜けました。

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 試合が動いたのは2回。江崎直人選手(スポーツ科学部)がライトへのツーベースヒットで出塁すると、8番の森瀬敬太選手(スポーツ科学部)がライトへのタイムリーヒットを放ち、中京大学が先制しました。さらに3回には秋山俊選手(スポーツ科学部)がソロホームランを打ち、追加点を奪いました。5回には金沢玲哉選手(スポーツ科学部)がソロホームランを放ち、6回には秋山選手のタイムリーヒットでリードを広げました。3回以降、伊藤投手はストレートとスライダーを主体とした安定感のあるピッチングで相手打線を翻弄し、二塁手の鈴木湧陽選手など味方の好守備にも助けられながら、6回を5安打無失点、6奪三振、1与四球という好成績で試合を作りました。

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 7回から沢田涼太投手(スポーツ科学部)が登板し、落ち着いたピッチングで2イニングを無失点に抑えました。8回には、秋山選手、川瀬譲二選手(スポーツ科学部)、加藤麗桜選手(スポーツ科学部)の3連打で無死満塁のチャンスを作り、江崎選手のショートゴロの間に1点を追加します。さらに、金沢選手と森瀬選手の連続タイムリーで7点目を奪った中京大学は、8回コールドで勝利をつかみ、2回戦進出を決めました。次戦は11日、対戦相手は神奈川大学に勝利した近畿大学です。次戦でも選手たちの躍動が期待されます。

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 また、試合時間に合わせて、名古屋・豊田両キャンパスで応援イベントを開催しました。多くの学生がキャンパスから声援を送り、試合の流れを見守りました。

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試合終了後インタビュー
半田卓也監督

-全国大会初戦という大事な一戦のなかで選手たちにどんな言葉をかけられましたか。

 2年連続の全国大会ということで昨年もこの大会を経験した選手も多くいました。その中で落ち着いてやっていこうということを伝えました。

-今日はホームランも二本飛び出すなど7得点を奪い、打線が絶好調でした。

 相手ピッチャーの対策は前々から行っていました。 そのなかで一点一点積み重ねていくところができました。序盤にいくつか走塁ミスなどもありましたが、そのあともみんなで落ち着いてやっていけました。それが今日の展開につながったのかと思います。

-秋山選手、金沢選手にホームランが出るなど観客目線では素晴らしい試合でしたが、監督からみてどうでしたか。

 まずしっかり守って0点に抑えられたことが一番良かったと思います。その中で一点ずつ積み上げていき、いいところで秋山・金沢がホームランを打ってくれましたし、そのあとのタイムリーも含めてまずはなによりしっかり守れたところが結果にもつながったと思います。

-伊藤選手の今日のピッチングの印象も教えてください。

 リーグ戦でも最多勝、MVPを取っている投手なので自信をもってまかせられました。それに応えて彼も持ち味をしっかりだしていい試合をつくってくれたと思います。

-明日の試合への意気込みを教えてください。

 明日またすぐ試合がありますが、情報があまりない中で戦わなければいけません。宿に戻って対策を考えますが、まずは自分たちができることをしっかりやっていい状態で明日を迎えたいと思います。

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伊藤幹太投手

-今日のピッチングの手応えはどうでしたか?

 トーナメントで負けたら終わりなので勝つことだけに執着して投げられました。その中で勝ちという結果がついてきたので良かったです。

-味方の守備にも助けられましたね

 セカンド鈴木湧陽選手のビッグプレーがあってすごく助けられました。

-全国大会の初戦という大事な一戦で投げるにあたってなにか意識したことはありましたか。

 やることは今までと変わらないのでいつもの自分らしく投げていけるように、そこを意識していました。

-春の愛知県リーグではMVP、最多勝利を受賞しました。今日の登板のプレッシャーになるようなことはありましたか?

 愛知大学野球連盟を代表して出場しているので負けられないという自覚はありました。ただ、気負い過ぎる必要もないと思っていたので、上手く調整しながらできたと思います。

-次の登板に向けての意気込みを教えてください。

 目標は日本一でそこに向けて勝つだけなので勝つためにやれることをやりたいと思います。

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秋山俊選手

-ホームランを打った球とその感触について教えてください。

 打ったのはスライダーです。打った瞬間入っただろうという確信もありました。

-3安打1本塁打1四球と好調でした。その要因は何にあると思いますか?

 打席の中で狙い球を絞ってフルスイングすることを春から練習してきました。それを全国の舞台でも発揮できたのが1番大きいと思います。

-ホームランやタイムリーツーベースを打つ前と打った後の心情について教えてください。

 打つ前はチャンスでチームメイトが回してくれたのでそれに答えたいという気持ちが一番でした。打った後はホッとしました。

-次の試合への意気込みを教えてください。

 次も変わらずチャンスで自分に回ってきたら全員かえすという気持ちでやっていきます。あとは全員で勝利を目指してやっていきたいです。

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 また、硬式野球部の全日本大学野球選手権大会出場に向けた寄付金をお願いしています。ぜひご支援をよろしくお願いします。寄付金の詳細はこちら

企画・制作 学生広報スタッフ「ライト」

文:住田 晃基(国際学部3年)

写真・インタビュー:住田 晃基(国際学部3年)・岡島 歩香(文学部2年)

2025/06/11

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