名古屋レインボープライド 中京大学有志35人が参加
「LGBTQを軸に、一人ひとりの多様性を可視化し、権利や尊厳を求める」イベントである、名古屋レインボープライドが5月17日、名古屋市栄のオアシス21と久屋大通パークのシバフヒロバで開催され、中京大学有志の教職員、学生、そして卒業生35人がパレードに参加しました。
2021年から開催されている同イベントの今年の来場者数は約50,000人、パレード参加者数は1,200人と年々規模を拡大しています。また後援には愛知県と名古屋市が名を連ね、NTT西日本、資生堂、積水ハウス、ヒルトン名古屋、ファイザー、トヨタ自動車、デンソー、松坂屋等々が協賛しています。
中京大学有志としてこのイベントに参加するのは、今年で2回目。昨年は、約25人で中京大学ののぼりを借りてパレードに初めて参加しましたが、その様子を見た愛知県内の他大学の関係者から、来年はいっしょにパレードを歩きたいと声をかけてもらったこともあり、今年は本学を含め6大学(愛知教育大学、愛知県立大学、愛知大学、椙山女学園大学、名古屋大学、中京大学)の有志でパレードに参加するとともに、教員を中心に「大学共同ブース」を出展しました。
パレードの様子
大学共同ブースでは、性の多様性に関する各大学の取り組みを伝えるチラシ等を設置して、来場者に配付しました。本学は、2022年に「性の多様性についての基本理念」を、2024年には「性の多様性についての対応ガイドライン」を制定し、今年の4月からは、同性パートナーや事実婚のパートナーを福利厚生の対象にしたパートナーシップ・ファミリーシップ制度を導入しています。作成したチラシを通して、こうした点についてブースを訪れた方に伝えることができました。来場者のなかには高校生もいて、本学における性の多様性やLGBTQについての本学の学生や教員の意識、大学の取り組みについて質問されました。また他大学の有志は、性の多様性やジェンダーについて学ぶことのできる授業やゼミの活動についた資料等を展示していました。
パレードでは、本学関係者35人を含む計90人が6大学有志として参加しました。栄の久屋大通パークのシバフヒロバから出発して大津通を若宮大通まで南下し、そこから久屋大通を北上してオアシス21をゴールとする約3kmのコースを、「Happy Pride」と声を掛け合いながら歩きました。多くの大学がそれぞれの大学ののぼりやプラカードを持ち、栄の街でショッピングをしている人々に性の多様性への理解を訴えながら歩いていると、沿道から多くの方が手を振って応援する姿が見られました。
来年も5月頃に名古屋レインボープライドが開催される予定。今後も、学生・教職員・卒業生が中京大学有志として参加する予定です。
お問い合わせ先
教養教育研究院 風間 孝 教授
パレードで沿道から声援を受ける様子(写真左)、大学共同ブースの様子(同右)