経営学部/2025年度リーンローンチパット全国大会で審査員賞
中京大学起業サークルの代表である渡邉結衣さん(経営学部4年)は、2025年度リーンローンチパッド全国大会において審査員賞を受賞しました。この大会は、全国13カ所で開催された予選大会から選ばれた最優秀賞の17組が集まり、日本一を決定するビジネスコンテストです。
渡邉さんは、Tongaliビジネスコンテスト2024本選において最優秀賞を受賞し、名古屋代表として全国大会に出場しました。全国から約200件の応募があり、その中から選ばれたのはわずか17組でした。厳しい審査を勝ち抜き、受賞に至りました。
渡邉さんのグループが発表したビジネスプランは「二週間で痩せ型に!? ライスブランバー」です。このプランでは、廃棄される米糠を活用し、高栄養価の食品を開発することを目指しています。栄養価が高い米糠の有効活用と、手軽に栄養を補給できる商品の提供が期待されています。
このプランが成立するまでには多くの課題があったといいます。ライスブランバーのレシピ制作では、100本以上の試作品を自ら制作し、納得できるまで作業を行ったとのことです。また、協力企業を探すために、さまざまな企業を訪問し、製品化を実現させました。渡邉さんは、食生活に関する悩みと米糠を有効活用したいという思いから、このプロジェクトに取り組んだそうです。
現在、渡邉さんのビジネスプランは企業や自治体からも注目されています。今後は、自社販売や企業との連携によるライスブランバーの販売、マルシェへの出展を通じて、より多くの人々にこの商品を届けることを目指しています。また、学内でライスブランバーを広めるために、「中京大学チャレンジ奨励金」を活用し、チャレンジ精神を持つ学生に奨励金を給付する予定です。
さらに、渡邉さんは学内の起業やビジネスコンテストを支援したいという想いから、中京大学起業サークルを立ち上げ、大学生の挑戦を応援しています。ワクワクすることを見つけたい、新しいことに挑戦したい学生を中京大学起業サークルで応援していくそうです。今後も渡邉さんの活躍に目が離せません。
企画・制作 学生広報スタッフ「ライト」
- 文:梶川博司(経済学部4年)
- 編集:岡田美虹(スポーツ科学部3年)