経営学部中村雅章ゼミ 名古屋港水族館でアンケート調査を実施

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 経営学部中村雅章ゼミの2、3年生4人は、8月18日、9月15、22日の3日間、名古屋港水族館で来館者数を増やすことを目的に顧客満足度調査を実施しました。中村ゼミでは、産学官連携による社会問題解決について取り組んでおり、今回はそのゼミ活動の一環です。

 調査はQRコードを来館者に読み込んでもらい、Googleフォームを使って集計しました。日本語、英語、中国語、韓国語の4種類のアンケートを作成し、日本人だけでなくインバウンドの方々も調査対象としました。その結果、日本語サンプル1,006件、外国語サンプル142件を収集することができました。

 アンケートを作成する過程では、名古屋港水族館の方々と何度も打ち合わせを行い、「来館者が答えやすく、分析に活かせるデータ」を得ることができるように、調査項目や選択肢を検討しました。また、7月上旬には実際に来館者に対してプレテストを行い、答えにくい箇所を修正し、アンケートの取り方を確認しました。

 アンケートを実施した3日間においても、多くのデータを集められるように問題点を見つけ出し、改善していくことを意識しました。実際にQRコードを掲載したポスターのデザインや配置を変更したり、ネット環境が悪いという問題に対して、学生のスマートフォンを使用して答えていただいたりするなど臨機応変に対応することができました。

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学生コメント

 アンケートの作成から調査の実施までを体験し、調査票を作成することや、回答してもらうことの難しさを痛感しました。アンケート作成時には「いかにアンケートを答えやすくするか」ということと、調査したい項目数、内容とのバランスを取ることに苦労しました。アンケート調査時には、特にインバウンドの方々へのお声がけに苦戦しましたが、自分のつたない英語でも通じた時や、作成したアンケートにスラスラとお答えになっている様子を見た時に達成感を味わうことができました。

 アンケートを取りながら、ご来館の前後の予定を聞いたり、推しの生き物への愛着を語っていただいたりするなど貴重な時間を過ごすことができました。特に、家族連れで来館したお子様が館内で描いた生き物のスケッチノートを見せてくれたり、調査の謝礼としてお渡ししたノベルティに喜んでくれたりする姿が印象に残っています。アンケートを取るという過程があったからこそ得られる良い経験ができたと思います。今後は、今回の調査で得られたデータを分析し、来館者増に向けた施策を提案したいと考えています。

2年 金子麗衣、杉本千夏

3年 寺澤実朔、吉林杏優

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