「いつかJ1と本気の勝負を」中京大学TOPチームが語ったJ2との天皇杯

 CHUKYO 6 SPORTS(本学強化指定クラブ6競技)の一つであるサッカー部は、毎年数々のプロサッカー選手を輩出しています。サッカー部はTOP、中京大学FC、Chukyo univ.FC、U-20、U-22A、U-22Bの6つのチームで構成されています。今回はTOPチームの吉井直人監督と副キャプテンの前田寛太選手(スポーツ科学部4年)を取材しました。

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(左)吉井直人監督(右)前田寛太選手

 まず、現在のチーム状況について吉井監督にお話を伺いました。中京大学サッカー部のTOPチームは去年の愛知選手権・東海選手権・東海リーグ優勝を引き継ぐ連覇、そしてJ1チームとの対戦を目標として掲げ活動しています。先月12日に行われた天皇杯2回戦、惜しくも負けてしまったJ2チームとの対戦についても語ってくれました。「プロのレベルの高さを感じました。身体能力、体の大きさ、アジリティ能力、あとはスピード。走るスピード、判断から実行までのスピードとか。スキル面でも」とプロの凄さに敬意を表しました。一方、「勇気を持って相手に挑んでいくっていうことができて、その中で1点取れたことはとてもいい経験になったと思います」と笑顔を覗かせた。

 同様に、前田選手も天皇杯を振り返り、「(攻守の切り替え、ゴールを決め切る時の質など)勝ち切る力がプロと比べて足りなかった。しかし、自分たちがやってきたことをやるだけだったし、自分たちのサッカーができたことは良かったと思う」とコメント。また、大学生活の中で最も印象深い試合になったそうで、「公式戦でプロと闘うのは中々ないので。あとは、観客がいる中での試合だったので、一番モチベーションが上がりました」と話してくれました。

 そして、吉井監督は今後を見据え、こうも語った。「それ(プロの凄さ)を見て、意識を変えていくことがすごく大事。今取り組んでいるサッカーが良くなかったのかと言われると決してそうじゃないと思うので。そこの質と強度をしっかり高くあげていく。あとは、選手にも、日常を変えていくことがすごく大事と話した。練習だけじゃなくて練習前後、食事、睡眠、筋トレ⋯。取り組むところはたくさんあるので。そこの意識から変えていくことを選手にも伝えました」

 直近の天皇杯において、プロとの敗戦を経験した中京大学サッカー部TOPチーム。しかし、敗戦を糧にすることで、今後ますます強さに磨きがかかりそうです。

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~アディショナルエピソードNo.1~

 大所帯を誇るサッカー部。そんな中で選手とのコミュニケーションで意識していることを吉井監督に質問。すると、「まんべんなく、というか。色んな選手に声かけたりは意識してます。あとは、自分も一応監督という立場にはなりましたけど⋯構えられるのは自分も苦手なので(笑)自分からちょっと冗談ぽくしゃべりかけたり。逆になにげないこと言ってきてもらうとか。壁を作らないようにってことは意識しています」と回答が返ってきました。

 さっそくその言葉を体現するかのように、インタビュー中には通りすがりの選手たちに茶々をいれられる場面が。TOPチームの強さを作っているのは「監督と選手の雰囲気の良さ」なのかもしれない、そんなことをひしひしと感じたインタビューでした。




取材 学生広報スタッフ「ライト」

文・写真:平かづき(現代社会学部4年)、松下萌(現代社会学部4年)、園田真那斗(現代社会学部3年)

取材の裏側(学生広報スタッフ「ライト」VLOG)は大学公式SNSで公開中!

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その他ライトの活動はこちら

https://www.chukyo-u.ac.jp/news/2024/07/024082.html

2024/07/16

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