スポーツ科学部草薙ゼミ、第33回スポーツ産業学会アイデアコンペで史上初のダブル受賞!
7月6日に開催された第33回スポーツ産業学会にて、「スポーツを通じた社会課題解決」「日本が世界に発信できるスポーツビジネス」をメインテーマとしたアイデアコンペの最終口頭発表が開催され、草薙ゼミナールの前田汐帆理さん(トレーナー学科3年)・中野瑞希さん(スポーツ教育学科3年)・吉村なつ希さん(競技スポーツ科学科3年)がプレゼンした「女性アスリートの問題解決!"簡易型更衣テント"による女性スポーツ実践者の増加を目指した簡易型更衣テントの販促方法の実践!」が、「スポーツ庁長官賞」と「スポーツ産業学会会長賞」の2つの賞を同時に受賞しました。この栄誉は同コンペの歴史の中でも初めてのことであり、学生らの創造力と日頃の努力が高く評価された結果となりました。
今回のコンペで注目されたアイデアは、女性アスリート用の更衣室が設置されていないスポーツ施設が多い現状を解決する手段として、女性が安心して更衣可能な機能と大きさを兼ね備えたうえで、災害テントや緊急医療テントとしての汎用性機能を付加した、ワンタッチ設営の軽量型簡易テントの詳細と販促方法のオリジナリティが、審査員から高く評価されました。特に、女性アスリートの更衣問題解決に向けて、早急な改善が見込める実装性を備えている点が大いに評価されたことで、同時受賞の快挙へとつながりました。
「スポーツ庁長官賞」と「スポーツ産業学会会長賞」のダブル受賞は、非常に意義深いことであり、本学の研究と教育の質の高さを示すとともに、学生たちの創造力と企画力、プレゼン能力が実際の産業界でも認められたことを意味します。アイデアを企画した前田さんは、「この受賞は、私のアイデアを受け入れ、簡易型更衣テントを作成してくださった(株)FIERD FORCE様と、プレゼン能力向上のために企画された草薙ゼミのプレゼン会にて、忌憚なきご意見とご助言をくださった多くの企業様と豊田市役所の皆様、中京大学スポーツ振興部および社会連携部の皆様、そして最終選考に惜しくも落選したゼミ生皆の支援があって頂けた賞であることを誇りに思います。今後は、簡易型更衣テントの販促に向けた調整とスポーツ産業学研究への招待論文投稿に向けて、歩みを止めずに進んでいきたいと思います」 とコメントしています。
今後、草薙ゼミナール簡易型更衣テントチームは、企業との連携を深め、この優れたアイデアを実際の製品として市場に提供することを目指しています。これにより、スポーツ産業界において、女性アスリートが気軽にスポーツを実践できる環境創りの実現という新たな価値を生み出し、さらなるスポーツ界の発展に寄与することが期待されています。