総合政策学部
2023年度プロジェクト研究報告会を開催

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 総合政策学部は1月12日と19日に「プロジェクト研究報告会」を名古屋キャンパスで開催しました。総合政策学部のプロジェクト研究は、一般的にゼミといわれる少人数演習型の授業ですが、特に能動的学修に傾注した授業であり、学部の最重要科目に位置付けられています。同科目は2年生から履修が始まり、プロジェクト研究報告会では、3年生が成果を発表します。報告会では、「研究報告型」と「政策提案型」に分かれてプレゼンテーションします。
 研究報告型は12日に開催しました。会の冒頭、今井良幸教授は、元日に発生した地震で被害を受けた方々へのお見舞いの言葉を述べたうえで、「復旧、復興の過程の中で、今まで経験したことのない課題に対して、企業・行政は対処していく必要があります。答えのない課題に対して能動的に考えていく力は、社会でも必要です」と同授業の趣旨を踏まえて挨拶しました。その後、今井良幸ゼミ、大森達也ゼミ、小山佳枝ゼミ、佐藤茂春ゼミが報告しました。今井ゼミは地域活性化、地方創生をテーマに活動しており、人口の減少と一極集中を是正した持続的な地域づくりという観点から、岐阜県中濃及び西濃地域にかけての広域連携を発表しました。報告を聞いた学生から「学生や若者はどう関わるのか」といった質問が上がると、報告者は研究や取材を進める中で感じたことを踏まえて回答しました。
 閉会の挨拶で、プロジェクト研究報告会運営委員の加藤大地さん(2年)は「それぞれのゼミで培った知識や経験を活かした発表でした。また、他のゼミの発表を聴いて、現在の自分の立ち位置を再認識する良い機会となりました」と振り返りました。

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 政策提案型は19日に開催。岡本祥浩ゼミ、竹田昌次ゼミ、宮内美穂ゼミ、羅一慶ゼミが報告しました。羅ゼミの学生は、多文化共生について研究を深めた結果、外国人向けの災害対策が不十分だという課題を発見し、「在日外国人の子どもたち向けの防災動画を作る」を提案しました。防災動画を通して、子どもたちに防災とは何か、ということを学び、家族で防災への関心を高めてほしいという思いを込めて発表しました。報告を聴いた学生からは「なぜ動画なのか」「子どものいない在日外国人への発信は」「外国語の対応は」といった質問があがると、報告者は丁寧に回答する姿が見られました。

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2024/01/25

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