第34回日本臨床スポーツ医学会学術集会にて豊田スポーツアカデミーの活動について講演
スポーツ振興部村田祐樹さん

 本学スポーツ振興部所属のアスレティックトレーナーの村田祐樹さんは、11月11~12日に開催された第34回日本臨床スポーツ医学会学術集会にて、豊田スポーツアカデミーの活動について講演しました。

 日本臨床スポーツ医学会は、スポーツ医学の全科にわたる臨床医相互の学術研究、情報交換、臨床研修を図るために平成元年に発足しました。近年ではコメディカル、トレーナー、研究者等も学会員に加わり、和が国のスポーツ医科学の発展を牽引する学会の一つとなっています。

 例年、秋には学術集会が開催されています。第34回学術集会のシンポジウム「中学生の運動部活動地域連携における安全安心体制」において、村田さんは「豊田スポーツアカデミー(産官学連携)での安全管理」というのタイトルで活動の報告を行いました。

 豊田スポーツアカデミーで実施している安全対策には、参加者の既往歴の把握、緊急時対応計画の作成、ウォーミングアップおよびクーリングダウンの指導、怪我の救急対応、フィジカルチェックの実施、外傷・障害調査等があり、それらの詳細を説明しました。

 豊田スポーツアカデミーの特徴は、トヨタ自動車、豊田市、中京大学の三者が有する人材、物資、資金等のリソースを出し合うことで、子どもがスポーツに親しむ環境を整備している点にあります。各々の組織や個人が有するノウハウを共有することで、参加者に対して安全かつ質の高いスポーツ指導が提供されています。本学ではこれからも教職員の専門性を生かした地域貢献活動に努めて参ります。

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2023/11/28

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