愛知総合工科高校で「闇バイト加担防止授業」を実施

 教員を目指す4年生46人は10月26日、愛知総合工科高校で「闇バイト加担防止授業(特殊詐欺加担防止授業)」を実施しました。学生は事前に千種警察署の警察官から闇バイトの実態について話を聞き、授業に使う資料作成などの準備を進めてきました。当日は報道各社が集まるなか、学生たちは1年生(全9クラス)と3年生(全10クラス)を対象に、闇バイトの内容や特殊詐欺への対応について丁寧に説明しました。

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 各クラス2~3人の学生が担当しました。授業のテーマは全クラス同じですが、授業の進行や説明方法はクラスによってさまざまです。過去に起きた特殊詐欺に関するニュースや動画を紹介するクラスや、「なぜ闇バイトの被害にあってしまうのか」を生徒たちに考えさせるクラスがあり、学生は工夫を凝らして生徒たちに特殊詐欺に関する理解を促しました。

IMG_5268.JPGIMG_5261.JPG 授業の終盤は、どのクラスも特殊詐欺に巻き込まれないようにするための注意点を解説しました。よくある闇バイトへの誘い文句や、特殊詐欺に加担してしまった人の動機などを紹介し、「条件が良すぎるものや、個人情報についての同意書がないアルバイトは疑うようにしてください」と注意を促しました。

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 生徒たちは、自分たちと歳の近い"教員の卵たち"の話に真剣に耳を傾けていました。教壇に立った学生たちは「最初は緊張しましたが、生徒の皆さんが真面目に私たちの話を聞いてくれたので安心しました。今回の授業を通じて、少しでも闇バイトなどに対する危険意識が芽生えてくれたらうれしいです」と振り返りました。

2023/11/06

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