工学研究科松岡さんに学長賞 ICCCI国際会議で「Best Presentation Award」

 工学研究科修士2年の松岡主馬さんが6月のICCCI国際会議で「Best Presentation Award」を受賞したことを称え、12月18日に安村仁志学長から学長賞が贈られた。

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(左から)鈴木常彦教授、上林真司工学研究科長、松岡さん、安村学長

 松岡さんは「前回表彰された同期の久野さんに続き、受賞することができてとても嬉しいです」と笑顔で話した。安村学長は「修士論文など忙しいと思いますが、これからも頑張ってください」とエールを贈った。

 ICCCI国際会議は、今後のコンピューター通信の発展やインターネットの幅広い分野に関心を持つ研究者やエンジニア、企業などの交流の機会となることを目的としており、今年はオンラインで開催された。

 松岡さんはIPアドレスとドメイン名の紐づけをする「DNS」の代替として一箇所ではなく分散型のコンピュータネットワークに情報を記録する「ブロックチェーン」を活用する研究を行っている。ブロックチェーンを活用することでセキュリティが強化され、より安全なインターネットの使用が可能になるという。ICCCI国際会議で受賞した論文「Blockchain and DHT based lookup system aiming for alternative DNS」もその研究の一環で、暗号通貨で使用されているブロックチェーンと分散ハッシュテーブルと呼ばれる技術を用いてコンテンツの登録・検索システムを構築し、その仕組みと実験結果を示した。今後もDNS の代替にブロックチェーンを活用することを目標に研究、改良を進めていく。

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2020/12/22

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