工学研究科修士2年の松岡主馬さんがICCCI 国際会議で「Best Presentation Award」を受賞

 The 2nd International Conference on Computer Communication and the Internet(ICCCI 2020) が6 月 26 日 ~ 28 日にオンラインで行われ、工学研究科修士2年の松岡主馬さん(指導教員:鈴木常彦教授)が発表セッションの「Best Presentation Award」を受賞した。

 ICCCI は、コンピューター通信とインターネットの幅広い分野を研究し、これらの科学的、技術的革新を発展させることを目的としており、理論的発見や設計、実装、コンピューター通信とインターネットのアプリケーションなどの分野で新しく独創的な研究結果に焦点を当てている。

 松岡さんが発表した論文「Blockchain and DHT based lookup system aiming for alternative DNS」は、暗号通貨で使用されているブロックチェーンと分散ハッシュテーブルと呼ばれる技術を用いてコンテンツの登録・検索システムを構築し、その仕組みと実験結果を示したものである。このシステムは現在のインターネットの基幹を支える技術の一つである DNS を代替することを目標としており、今後も研究、改良を進めていく予定である。松岡さんは「自分の研究がこのような形で評価されてとても嬉しかったです。この受賞を研究の励みにして、今後も研鑽を積んでいきたいと思います」と受賞の喜びを語った。

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松岡さん

2020/08/06

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