中京大学子どもスポーツフェスタ 秋晴れの一日 豊田キャンパス大賑わい

 子供たちに多くのスポーツに触れてもらい、その楽しさ、面白さを体験するイベント「中京大学子どもスポーツフェスタ」が11月17日、愛知県豊田市の中京大学豊田キャンパスで開かれた。中京大がこれまでさまざまな地域貢献事業で培ってきたノウハウと、広大な敷地に整った多くのスポーツ施設を生かして、スポーツ庁の掲げる「スポーツを通じた共生社会の実現、地域活性化」の推進などに少しでも役立てればと企画された。(大学HP記事:中京大学、令和元年度スポーツ庁推進事業に選定される

 第1回目の開催とあって1か月以上も前から、共催のトヨタ自動車、豊田市の協力も得て、中京大スポーツ科学部の学生たちを中心に準備が進められた。そして迎えた当日、関係者が最も気にしていた天候は絶好だった。55年前の東京五輪の開会式にテレビ中継のアナウンサーが「世界中の青空を東京に集めたよう」と表現したが、まさにそんな秋晴れの空が豊田キャンパスを暖かく包んだ。

 イベントのプログラムは、スポーツ科学部の学生や競技指導者らが子供たちにスポーツの手ほどきをする教室型、好きなスポーツに触れてみる体験型、スポーツミュージアムなどの展示施設や協力企業が出展したさまざまなブースなどを自由に見て回れる見学型など、盛りだくさんに用意された。

 子供たちに早くからスポーツに親しんで体を動かす楽しさを伝えることで、運動能力のアップ、将来のスポーツの活性化、それらによって行われる地域交流、さらには国際交流などにつながっていく期待も込め、約400人の学生がスポーツボランティアとして運営や教室での指導などに当たった。かけっこや水泳、キッズチア、ダンス、サッカー、野球などの教室は事前申し込みで募集し、どの教室も定員以上の申し込みがあったため、抽選で受講者を決めざるを得なかったが、野球、サッカー、アルティメット、フェンシング、体操など13の体験型プログラムを用意し、どこも大盛況だった。

 天候に恵まれたこの日は参加者の出足は早く、駐車場は満車となる場所も多く、場内整理を担当する学生たちは朝早くから汗を流した。午前10時を回るころには参加受付所にも長い行列ができ、賑わいがどんどんと豊田キャンパス中に広がっていった。一日中、会場には笑顔があふれ、イベントは午後4時ごろまで行われ、訪れた人は約1000組の家族の3000人余りに及んだ。このうち、教室には約1300人が参加、体験型のイベントには延べ約4400人が足を運んだ。

 小学校2年の女子は「かけっこを元オリンピック選手(青戸慎司・陸上競技部監督)に教えてもらいました。説明がわかりやすくて来年の運動会では1等になりたい」と話し、体操場でトランポリンやあん馬を体験した6年女子は「優しい大学生のお兄さんに教えてもらい、楽しかった」と笑顔を見せた。また、ラグビーを体験したという6年男子は「ワールドカップをテレビで応援していて興味がありました。グラウンドがとても広く、テレビで見ていたより10倍広く感じました。実際にタックルやボールを蹴ることができて貴重な体験でした」と満足そうだった。

 本イベントは豊田市の市政情報番組「とよたNOW」でも取り上げられた。
 ■豊田市HP>とよたNOW>ニュース 11月20日(水)掲載
  https://www.city.toyota.aichi.jp/toyotanow/2000326.html

 この日の様子は次の通りです。

IMG_2201.JPG IMG_2210.JPG
サッカー教室 ラグビー体験
IMG_2278.JPG IMG_3907.JPG
野球教室 ダンス教室
IMG_3915.JPG
体操体験

2019/11/25

  • 記事を共有