総合政策学部学術講演会 ~「エビデンスに基づく金融政策評価」~

総合政策学部

日時:2026年1月21日(水)
   16:40~18:10
場所:名古屋キャンパス 0603教室

講師:内田浩史(うちだ・ひろふみ)神戸大学大学院経営学研究科・V.School教授

演目:「エビデンスに基づく金融政策評価」

司会進行:大森達也(総合政策学部教授)

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 内田教授は、日本の金融システムについての研究書『現代日本の金融システム』(慶應義塾大学出版会)により、

2025年11月3日に発表された日経・経済図書文化賞を受賞しました。この著書は今年度のエコノミスト賞も受賞しています。

 近年、証拠に基づく政策立案(Evidence Based Policy Making、EBPM)が日本においても内閣府が中心となり推進されており、

政策の企画をその場限りのエピソードに頼るのではなく、政策目的を明確化したうえで合理的根拠(エビデンス)に基づく

政策立案が社会では求められています。

 本学部においても、EBPM推進に対応して、2027年度からの新カリキュラムではデータサイエンス教育の充実に取り組もう

としているところです。

 内田教授の『現代日本の金融システム』では、日本におけるバブル経済とその崩壊後の金融の自由化・金融ビッグバンによる

日本の金融政策の変化と日本の金融市場のパフォーマンスについて学術的な観点からデータや既存研究のエビデンスを用いて

議論を展開しています。この著書をもとにした学術講演会において、内田教授の証拠に基づく政策評価についての研究成果を

学生が聴講することで、日本の政策評価に関する最先端の研究成果を学生は学ぶことができると考えられます。

 

 さらに、本学の学生の中には卒業後に金融業界に就職を希望する学生もおり、学生の卒業後の進路選択においても

有益な機会であると考えられます。

2025/12/04

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