文学部西嶋ゼミ「COBOTTAアイデアチャレンジ」で、優秀賞と審査員特別賞を受賞
文学部・西嶋ゼミナール3年生2チームは、World Robot Summit2020併催事業として株式会社デンソー協力のもと開催された「COBOTTAアイデアチャレンジ」に参加して、2月6日に行われた決勝で、それぞれ優秀賞と審査員特別賞を受賞しました。
(写真1)COBOTTAと開発中の学生たち |
「COBOTTA」は、デンソーが開発した人と協働するロボット(写真1)。隻腕型で、モノを掴める上に、人と同じ空間で一緒に作業できることが特徴です。文学部の女子学生6人で2チームをつくり、初めてプログラミングを学びながら、コンテストへ応募したところ、理系大学や工学部からの参加がほとんどの大会にも関わらず、この成績を残しました。
(写真2)「ロボットを使った化粧品テスター」 |
(写真3)「子育てサポート」 |
優秀賞を受賞したのは、「ロボットを使った化粧品テスター」を提案した、伴映里佳さん、深谷美月さん、松尾侑香さんのチームです。コロナ禍により百貨店のコスメフロアで、テスターが試せなくなってしまった経験から考案されました。選択された口紅をCOBOTTAが透明プレートに擦り付け、それをお客様に提供するアイデアです(写真2)。
また審査員特別賞を受賞したのは「子育てサポート」を提案した、尾関優歌さん、大森夕菜さん、高山紗希さんのチームです。保育園関係者にヒアリングを行い、1人の保育士が9人位の0~1歳児を同時に見守るタイミングもあるという現状から、寝かしつけ、見守り、脱柵防止を目的とした子育て支援ロボットを企画しました(写真3)。
大会前に学生は「今年から高校で『情報』が必修科目となり、小学生の間ではプログラミング教室が盛んです。そのような中で私たちは、プログラミングだけでなく、人々に共感されるアイデアやストーリーこそが大切だと考えました。そこで、プログラミング未経験ながら、文学部だからこそ発想できるアイデアで挑戦しようと思った次第です」と意気込みを語っていました。
なお、最優秀賞、優秀賞を受賞したチームのアイデアは3月9~12日に行われる「2022国際ロボット展」(東京ビッグサイト)で展示・紹介される予定で、「ロボットを使った化粧品テスター」も展示が予定されています。