経営学部中村ゼミ3年生 ポン菓子専門店「PON STORY」と産学連携でオリジナルポン菓子を販売
経営学部中村雅章ゼミ3年生は、名古屋市にあるポン菓子のお店「PON STORY」と産学連携でオリジナルのポン菓子を開発し、1月に名古屋キャンパスの生協と、名古屋市内に6店舗展開するスーパー「サンエース」の春岡店で販売しました。
昔からある懐かしいお菓子のイメージとは異なる「現代風の新しいポン菓子」を作ろうとプロジェクトを立ち上げたのは、中村ゼミ3年の安藤鈴菜さんと天野慶紀さんの2人。6月から活動を始めました。
PON STORYでは、素材の味を活かし、パティシエが作る無添加・無着色のポン菓子を販売しています。学生がポン菓子について調べるうちに、若者にはあまり認知されていないこと、保存料などが使用されるようになったことを知り、PON STORYのこだわりと学生の発想を活かして、現代風にアレンジしたポン菓子で若者の認知獲得、美味しさを広めるというプロジェクトの方針を固めました。
商品企画を重ね、形になったのは「お米のポン菓子 コンソメ味」と「パスタのポン菓子ピーナッツバター味」の2種類で、各250円で販売しました。商品企画について安藤さん、天野さんは「一番力を入れたのは味付けです。『現代風』という味に悩みましたが、試作・試食会を行い、コンソメ味と、ピーナッツバター味の2種類に。味のなじみやすさから、コンソメ味にはお米、ピーナッツバター味にはパスタを用いたポン菓子を開発しました」と振り返りました。
サンエース春岡店では企画に携わった2人が実際に店頭に立ち、購入を呼びかけました。商品を手に取ったお客さんからは「珍しい!」「懐かしい!」という声や、「学生がこのような活動をしているのは立派だ」という応援の言葉をもらいながら3時間で35個販売しました。
【学生からのコメント】
私たちは「ポン菓子を現代風にアレンジして若者に認知してもらいたい」という目的を持ち、産学連携プロジェクトに取り組みました。
今回の販売に至るまでに、学んだことが2つあります。1つ目は、パッケージデザインの大切さです。最初に学内の生協で販売した時には、若者の手に取ってもらいやすいよう「駄菓子だがしかし贈りたいお菓子」というキャッチフレーズのシールを使いました。しかし、PON STORYさんの上品さと合っていないという指摘があり、「贈りたいお菓子」を強調したパッケージに変更しました。商品コンセプトにあったデザインの追及が重要だと感じました。
2つ目は計画性です。プロジェクトに関わったのが3年生2人だけだったため、1人のスケジュールが空いていないと企画が進まないという場面がありました。計画的にスケジュールを組み、慌てず満足のいく商品を作り上げる、販売することが大切だと思いました。
サンエースで店頭販売した時には「昔の懐かしいお菓子を孫にも食べさせてあげたい」と言って商品を手に取ってくださるお客さんもいました。自分たちで開発した商品が、過去と現代をつなぐ存在になったように感じてとてもやりがいを感じることが出来ました。今回で得た学びと感謝の気持ちを忘れずに次の活動に活かしたいと思います。
(経営学部3年 安藤鈴菜、天野慶紀)