草薙健太ゼミ×三井住友銀行 re輪(リサークル)
衣類のリユース・リサイクルで持続可能な社会へ一歩前進

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 草薙健太ゼミ(スポーツ科学部)と三井住友銀行が協力し、「re輪(リサークル)」活動が3月26日に中京大学豊田キャンパスで実施されました。この活動は、廃棄される衣類をリユース・リサイクルすることでCO2排出削減を目指すもので、草薙ゼミの学生たちが主体となって取り組んでいます。これまでの活動を通じて多くの衣類を回収しており、その成果は実証されています。

 今回は「社会課題の解決を通じ、持続可能な社会の実現に貢献する」という経営理念を掲げる三井住友銀行が活動に賛同し、名古屋支店を中心に衣類の回収に協力しました。この連携で、活動の範囲が学外へと広がりました。

 当日は、三井住友銀行名古屋支店から多くの衣類が提供され、学生たちは感謝の意を述べるとともに、活動の意義や今後の展望について意気込みを語りました。ゼミ生の大月梨莉さん(3年)は「自分たちの活動に賛同していただけたことで、今後さらに発展させていきたいです」と述べ、吉村なつ希さん(3年)は「協力いただいている企業の力を借りながら、大学内外でこの取り組みを広げていきたいです」と話しました。

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スポーツ科学部・草薙健太准教授

 2021年、高橋さんによる"破棄してしまうスポーツ服をリサイクル・リユースしたい"という想いを株式会社鈴六様( https://suzuroku.studio.site/ ) の協力のもとにスタートしたre輪(リサークル)は、ゼミ生へと引き継がれながら、活動のすそ野を広げてきました。 今後も三井住友銀行様をはじめ、これまでご協力いただいた多くのイベントや企業様、そして地域の皆さまに感謝し、スポーツ科学部に在籍する学生ならではのスポーツSDGs活動として歩みを進めたいと思います。

三井住友銀行名古屋法人営業第一部長の杉山さんから

 私たちSMBCグループでは、中期経営計画『Plan for Fulfilled Growth』において、基本方針の一つとして「社会的価値の創造」を掲げています。この度、その取り組みの一環として、草薙ゼミへの衣服寄贈活動を実施しました。この活動を通じて、地域社会への貢献と環境への配慮を推進する機会を創出したいと考えています。今後も、事業活動を通じて経済的価値と社会的価値の両方を創出し、経済成長と社会課題の解決を両立させることで、人々が幸福を感じられる「幸せな成長」に貢献してまいります。

 今回の協力をきっかけに、草薙ゼミの「re輪」活動は、大学内にとどまらず地域社会にも広がりを見せています。廃棄衣類をリユース・リサイクルするというシンプルな取り組みながら、環境問題への意識を高める有意義な活動として注目されています。また、この取り組みが持続可能な社会の実現に貢献することも期待されています。今回の連携を通じて生まれた新たな展開が、今後どのように発展していくのか注目されています。

※学年は取材当時

2025/04/25

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