中京大学サッカー部、台湾の銘傳大学・台北市立大学との国際交流事業を実施
~スポーツを通じた国際交流とSDGsへの貢献~
中京大学サッカー部(選手・指導者含む30人)は2月12日から15日まで、台湾の銘傳大学および台北市立大学との国際サッカー交流事業を実施しました。この事業は、両大学との学術交流協定に基づき、学生間の交流と大学間の関係をより深めることを目的に行われました。この国際交流事業は、2016年9月に台北市立大学と、2018年4月に銘傳大学と締結した学術交流協定に基づき進めておりましたが、コロナ禍の影響で一時中断。2023年度から改めて両大学間で開催に向けた調整を進め、今回実施の運びとなりました。
2月12日、台湾・台北市へ移動した一行は、銘傳大学の熱烈な歓迎を受けました。翌13日、台北市立大学天母キャンパスにて、試合に先立ちセレモニーが執り行われ、両大学長から交流に対する思いが述べられました。その後、サッカー親善試合が行われました。雨風が強いコンディションの中、それを上回る熱戦が繰り広げられました。見事本学サッカー部が勝利を収める結果となりましたが、それ以上に、試合を通して学生同士が互いに切磋琢磨し、交流が深まる貴重な機会となりました。試合後は会場を移動し交流会が開かれ、言語や文化の違いを超えた親睦を深めました。
本事業について語る梅村学長
試合をする両チームの様子
翌日は、銘傳大学桃園キャンパスにて、現地の小中学生を対象としたサッカー教室を開催。中京大学と銘傳大学が共催で行ったこのイベントでは、子どもたちにサッカーの楽しさを伝え、スポーツの普及に貢献しました。キックセレモニーが執り行われた後、銘傳大学チームとの親善試合を実施。本学サッカー部が勝利を収めましたが、試合を超えた交流が両大学の学生たちにとり大きな財産となりました。交流会を通じて、学生間の友情がより深まる時間が続きました。試合後は、銘傳大学総学長らにより、教育言語学部の施設見学会が行われました。また、銘傳大学が現地企業とのタイアップで実施したカーボンオフセットにより、今回の事業はCO2排出ゼロで行われ、SDGs(持続可能な開発目標)の観点からも意義深いものとなり、環境問題への配慮を示す好事例となりました。
サッカー教室の様子
(写真左から)試合の様子、観戦する現地小中学生
今回の国際交流事業では、サッカーというスポーツを通じて国境を越えた交流が実現し、言葉が通じなくとも、サッカーボールひとつで笑顔が生まれ、楽しむ姿が多く見られました。サッカー部の学生からは、「言葉が通じなくても、サッカーを通じて自然に交流ができた。改めてスポーツの力を実感した」との声が寄せられました。本事業は、スポーツマンシップの四大綱を実践的に学ぶ貴重な機会となるとともに、スポーツの力を通じた国際交流、地域社会への貢献、SDGsの取り組み、そして学生の成長を促す実践を同時に実現した意義深い活動となりました。
これまでにも両大学とは学術や文化交流を行ってきましたが、今回の事業を通じてスポーツの分野での交流も活発化しました。今後は学部間での学術的な交流などさらなる展開が期待されています。