文学部言語表現学科4年・林泰蔵さん、「第62回宣伝会議賞」で協賛企業賞を受賞!!
文学部言語表現学科4年の林泰蔵さんが、「第62回宣伝会議賞」で第一三共ヘルスケア協賛企業賞を受賞しました。宣伝会議賞は、1963年に創設されたコピーライターの登竜門とされる公募広告賞であり、応募総数は毎年60万通を超える日本最大規模のコンテストです。
林さんは、大学生活の中でコピーライトに情熱を注ぎ続けてきました。今回の受賞について林さんは、「ゼミで3年間コピーにこだわってきたので、その成果が形になったことが一番嬉しいです」と喜びを語ります。
挑戦の積み重ねが形に
林さんは、2年生の頃から宣伝会議賞に挑戦しており、今年で3度目の応募となりました。今年は全体で130本のキャッチコピーを提出。その裏で、300本以上のコピーを構想し、厳選したものを応募したといいます。「とりあえず出すのではなく、時間を空けて見直すことで、良いものだけを残すようにしました」と語る林さんの言葉には、コピー制作への真摯な姿勢が感じられます。
第一三共ヘルスケアの課題「ブレスラボ(口臭予防歯磨き)」では、「人のため、気遣いのために使う」という新しい価値観をコンセプトに設定。林さんは、「使ってみたくなるコピー」を目指し、日常の行動を見つめ直しながら言葉を紡いだといいます。
広告制作に込めた想い
広告制作の魅力に気づいたのは、言語表現学科で受けた広告の授業がきっかけでした。「西嶋頼親ゼミに入る前に西嶋先生の広告制作の授業を受け、コピーの楽しさに気づきました。ゼミでは自分の長所を見つけ、コピーを書くことに集中しました」と、林さんは振り返ります。
ゼミ長として学生生活を牽引する中で、何度も挫折を経験したといいますが、「挑戦した分だけ結果がついてきた」と語る林さん。広告制作に対する情熱と努力が、この受賞という形で実を結びました。
「挑み続ける」という信念
林さんの挑戦の背景には、幼少期から続けてきたサッカーの経験があります。5歳の頃から高校まで続けたサッカーでは、レギュラーになれず、練習にさえ参加できないこともあったそうです。「ずっと勝てない人生だった」と語る林さん。しかし同時に、「辞めない限り、それは負けではない。まだ勝っていないだけだ」と自分に言い聞かせ、挑戦を続けることを選んできました。この価値観は、大学生活においても林さんの支えとなりました。この価値観は大学生活でも林さんを支え、数え切れない落選や挫折を乗り越える原動力となったといいます。
未来への展望
2025年春から広告代理店への就職が決まっている林さん。今後については「まずは実戦的な仕事で会社に貢献したい」と語りつつ、「コピーライターにこだわらず、幅広くクリエイティブな仕事に携わりたい」と意気込みを見せます。また、大学時代に培ったスキルを活かし、サッカーやeスポーツに関連するイベントやキャンペーンの企画にも挑戦したいとのことです。
後輩へのメッセージ
最後に後輩へのメッセージを尋ねると、林さんは「結果が出るようになったのは4年生からです。諦めずに挑戦し続けることが大事だと思います」と力強く語りました。
林さんの挑戦の軌跡は、大学での学びが自身の可能性を切り開く力になることを示しています。これからも広告業界での活躍が期待される林さんに、引き続き注目が集まります。