交換留学生が小学校で国際交流授業を実施

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 中京大学の交換留学生3名と国際交流ボランティア団体VOICE(Volunteer Organization for InterCulture Exchange)の学生2名が2月26日、名古屋市立村雲小学校と連携し、小学校 4 年生55 名を対象とした国際交流プロジェクト「CHUKYO GLOBAL -国際交流授業-」を実施しました。

 このプロジェクトは、小学生が外国語や異文化に親しむことを目的とした取り組みで、地域の小学生と留学生たちが交流を深める貴重な機会となりました。

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 授業では、留学生たちが自己紹介や英語の歌を披露し、小学生たちに外国語や異文化への理解を促しました。自己紹介では、留学生が母国の文化や日本での好みの食べ物などを話し、小学生たちは真剣に耳を傾けながら、知っている英単語に反応したり、積極的に質問をしたりする姿が印象的でした。

 続いてのアクティビティでは、「What timeを使って日課について話そう」をテーマに、英語のフレーズを学びました。その後、小学生たちは事前に考えた英語の質問を使い、留学生に直接インタビューを実施。留学生のもとに列を作り、準備した英語で一生懸命話しかける姿が見られました。英語での会話が通じたという成功体験は、小学生たちに自信を与え、外国語への関心を高めるきっかけとなったようです。

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 授業終了後には、小学生と留学生が一緒に机を囲み、日本の給食を楽しむ時間も設けられました。留学生たちにとって初めての給食は新鮮な体験となり、「美味しい!」と笑顔で感想を語る場面が見られました。

 イベントの終わりに感想を聞くと、留学生たちは「子どもたちは優しくて親切だった」「また交流したい」と笑顔で答えました。一方、小学生たちも「英語をもっと学びたい」と楽しそうな様子でした。

 今回の活動を企画・引率したVOICEのメンバーは、「地域の小学生との交流は、私たちにとっても留学生にとっても新しい発見がありました。今後も異文化理解を深める活動を続けていきたい」と語っています。

 国際交流が生む温かい輪は、言葉や文化の壁を越えて広がっています。VOICEのさらなる活躍に期待が高まります。

*VOICE(Volunteer Organization for InterCulture Exchange):海外からの交換留学生をサポートや、国際交流イベントを企画・運営する中京大学のボランティア団体。

企画・制作 学生広報スタッフ「ライト」

  •  文:吉原采紀(心理学部1年)
  • 写真:横井詩音(国際学部3年)

2025/03/13

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