経営学部/中村雅章ゼミ×武田コーポレーション 商品企画の最終発表会

最終発表会の記念写真.jpg

 経営学部中村雅章ゼミの2年生は2月18日、輸入総合卸の株式会社武田コーポレーションとの産学連携活動である商品企画プロジェクトの最終発表会を行いました。武田コーポレーションは、日用品、家庭用品、アウトドア商品などを企画し、中国の工場に製造委託したものを輸入して、ホームセンター、100円ショップ、ドラッグストアなどに卸売りする輸入商社です。このプロジェクトは2024年3月にスタートし、月1回、商品企画の実務を学ぶことから始めました。その後、学生たちはグループに分かれて、若手社員のアテンドを受けながら商品アイデアを具体化しました。類似商品はないか、実際の販売店を回って市場調査を重ね、商品仕様だけでなく商品のネーミング、パッケージ、価格を決め、納期、最小発注ロットなども計算して、市場で差別化できる商品企画書を作成しました。

 昨年8月の中間発表会を通過した企画案は、商品サンプルを作成し、社長をはじめ役員の方々の前で最終発表しました。具体的な商品内容については会社と秘密保持誓約書を交わしているため、商品が店頭に並ぶまでは明らかにできませんが、アウトドア商品、美容・健康関連用品などの商品が完成しました。

 武田潤也社長は「1年間活動した成果に感銘を受けました。当社としても学生目線の商品企画に加えて、若者のトレンドを把握し、社員の教育や動機づけの機会になるという意義もあります」と総括しました。

 今後は、3月に開催される社内展示会に商品サンプルを出品し、ホームセンターなどのバイヤーとの商談に臨む予定です。

武田コーポレーション本社.jpg商品企画の実務を学ぶ様子.jpg

(写真左から)本社前の集合写真、商品企画の実務を学ぶ様子

最終発表会の様子2.JPG最終発表会の様子.jpg

(写真左から)最終発表会の様子2枚

学生コメント

 他社の類似商品と差別化するために、何が必要か、どこで差をつけて消費者に選んでもらうかという商品開発の視点を学びました。最終発表が終わり、残すは商談会に向けての陳列作業のみなので、ここでバイヤーの方々にどうやって私たちの商品をアピールするかをしっかり準備し、悔いのないようにやり切りたいです。

チームダイイッシリーダー 濱内咲歩

 商品開発に向けて、社員さんと共に企画書を練り上げ、商品PRのPOPなどを作成し、万全の状態で最終発表会に参加しました。質疑応答を終えた時、役員の方から「これなら商品化いけるかもね」という一言を聞いた時、これまでの苦労や不満などがすべて消え、非常に達成感がありました。

チームJUMPリーダー 石川隼

 このプロジェクトを通じて、商品開発は想像以上に大変で難しいものだと痛感しました。市場調査や試作、プレゼンなど、一つひとつのプロセスに多くの時間と労力がかかり、簡単に商品化できるものではないと実感しました。しかし、その分、やりがいも大きく、学ぶことが多くありました。

チームツナマヨリーダー 織田宝聖

 日常生活の中で「こんな商品があったらいいな」と考える習慣をつけたり、時間を見つけて調査を行ってきました。商品開発の難しさや厳しさを実感し、普段何気なく使っているものも綿密に考えて作られていることを学びました。また、チームで協力することの重要性を理解しました。

チームパイナップルリーダー 土井鼓太郎

関連情報

中村ゼミ活動日記

2025/03/12

  • 記事を共有