経営学部/中村雅章ゼミ 名古屋港水族館へ施策提案

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 経営学部中村雅章ゼミの2、3年生4人は2月20日、名古屋港水族館で、同ゼミと名古屋港水族館の産学連携企画の最終報告会を行いました。これは、2024年3月に梅村学園とあいちフィナンシャルグループの間で締結した包括連携協定に基づき、同年4月から開始したものです。8月には来館者ニーズを把握するためのアンケート調査を実施し、その結果を用いて今回、名古屋港水族館の魅力を高め、来館者を増やす施策を提案しました。

 提案は日本人来館者と外国人来館者に分けて行いました。日本人来館者に対しては、水族館近辺の住人と遠方の住人に分けてアプローチすることが効果的なことや、応援したい推しの生き物を活用するなど、5項目を提案しました。また、外国人来館者に対しては、水族館に関する経験の向上を図るなど、3項目を提案しました。

 公益財団法人名古屋みなと振興財団の吉野算洋営業企画部長は、「集客の提案は、展示、営業面で役立てたいです。特に、推しの生き物の活用は年代別など掘り下げていくと面白いですね」と総括しました。

 名古屋港水族館の栗田正徳館長は、「水族館は娯楽、研究、学習など、さまざまな活用方法があります。経営の視点から、大変参考になるアイデアでした」と感想を述べました。

 発表後、学生たちは新聞記者の取材を受け、今回の活動で得られた学びについて話しました。

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学生コメント

 アンケート結果の分析を進めるなかで、水族館でしか体験できない価値とは何かを考えながら、提案を考えました。どのデータからどんな結論が言えるのか、結論はデータに即しているのかなどメンバーで議論を重ねました。調査票を作成する過程では、水族館の職員の方と何度も打ち合わせをし、水族館や生き物についても多くのことを教えていただきました。また、調査分析結果や、調査時に来館者の方と直接お話しした経験から、名古屋港水族館は色々な楽しみ方を実現できる場所であることもわかりました。

 最終報告会では、指示棒を用いたり、聞いている人の理解度を確認したりして、相手に伝わる発表をすることを意識しました。約1年間の活動を通じて、実践的な調査分析、発表のスキルや、水族館に関する様々な知識を得ることができ、自分自身のステップアップにつながったと感じています。

3年 寺澤実朔、吉林杏優

2年 金子麗衣、杉本千夏

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(写真左から)杉本千夏さん、金子麗衣さん、吉林杏優さん、寺澤実朔さん

関連情報

梅村学園×愛知銀行×中京銀行 包括的連携を締結

経営学部中村雅章ゼミ 名古屋港水族館でゼミ活動

新聞掲載

ニッキンONLINE(2月20日)

https://www.nikkinonline.com/article/251768

中部経済新聞(2月24日)

https://www.chukei-news.co.jp/news/2025/02/24/OK0002502240301_03/

2025/03/11

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