国際学部 三宅理恵さんと金田蒼平さんが全国スペイン語弁論大会で優勝!学長賞を受賞
国際学部の三宅理恵さん(国際政治学専攻3年)と金田蒼平さん(2023年度言語文化学科英米学専攻卒業)は2月10日、全国スペイン語弁論大会での優勝を称えられ、学長賞を受賞しました。金田さんが昨年の第52回大会で優勝し、今年は三宅さんが第53回大会で栄冠を手にしたことで、国際学部は2年連続の優勝という快挙を成し遂げました。
(写真後列左から)岡見友里江講師、吉野達也講師、中島太郎准教授、尾和潤美准教授
(写真前列左から)中川直志学部長、三宅理恵さん、金田蒼平さん、梅村清英学長
全国スペイン語弁論大会は、1963年に創設された歴史あるスピーチコンテストです。全国の大学からスペイン語を学ぶ学生が集まり、自由なテーマで約5分間のスピーチを披露します。審査では、言語力はもちろん、構成力や伝達力、さらには観衆への影響力といった総合的な能力が問われます。
昨年度の第52回大会では、金田さんが「¿Por qué los japoneses somos tan esbeltos?(なぜ日本人はそんなにスリムなのか?)」というユニークなテーマを通じて観衆を魅了し、見事優勝。今年度12月21日に開催された第53回大会では、三宅さんが「¿Qué es un estereotipo?(ステレオタイプとは?)」をテーマに、説得力あるプレゼンテーションを展開。審査員全員一致で優勝を果たしました。
第52回大会(2023年12月撮影) 第53回大会(2024年12月撮影)
上智大学や慶應義塾大学といった、スペイン語教育の名門校からも多くの学生が参加する中での2年連続優勝は、中京大学国際学部の教育力の高さと学生たちの努力の成果を示すものです。
三宅さんにとって今回の優勝は、大学2年生からスペイン語を学び始めた彼女のたゆまぬ努力の結晶です。スペイン語圏への訪問経験がない中、吉野達也講師や岡見友里江講師の指導を受け、練習と準備を重ねました。彼女のスピーチ「ステレオタイプが人々に与える影響」は、観衆と審査員の心をつかむ内容で、大会当日も多くの共感を呼びました。三宅さんは「支えてくださった先生方や友人たちに感謝しています。スペイン語を通じてより多くの人々とつながり、将来はラテンアメリカの発展に貢献したいです」と語り、今後への意欲を示しました。
一方、金田さんは「大学生活の集大成として大会に臨んだ」と当時を振り返りました。現在は社会人として働きながら更なる言語習得を目指し、学びを続けています。「外国語を学ぶことは、自分自身の話し方や伝え方を見つめ直す機会にもなります。これからも挑戦を続け、言語を通じて新たな世界を広げたいです」と語りました。
2人を指導した吉野達也講師は「三宅さんや金田さんの成果は、彼らの努力と継続的な挑戦がもたらしたものです。2年連続での優勝は、学生たちだけでなく、私たち教員にとっても大きな誇りです。彼らの成長を間近で見られたことを嬉しく思います。これからも学生たちが羽ばたけるよう全力で支えていきたいです」とその喜びを語りました。
また、梅村学長は「三宅さんと金田さんの素晴らしい成果は、中京大学国際学部の充実した教育環境と、学生たちのひたむきな努力の賜物です。2年連続の優勝は大学全体の誇りでもあります。今後もその学びを活かし、大きな舞台で活躍してください」と祝辞を述べました。
取材:学生広報スタッフ「ライト」
写真・文:大石和佳奈(経営学部3年)